商品コード:1363-015[HMV] メロスEns.・メンバー/ モーツァルト:ClトリオK.498, Cl五重奏曲K.581
商品コード: 1363-015
商品詳細:メロスEns.は1950年、Clのドゥ・ペイエ、VaのC.アロノウィツ、VcのT.ヴァイルによって設立された。Clのペイエは、LXTにモーツァルトのCl協の録音もあり、英国で最も信頼されるCl奏者の一人。1枚で名室内楽2曲が聴けるだけでなく、オーディオ・ファイル録音ということを除いても、英国的渋さと穏やかな空気感で、大人のモーツァルトを感じさせる秀演。特にペイエのClの音色とSQの融合したK.581の出だしは、ふくよかなアロマを感ずる。ASDの柔らかな音が魅力!メロス・アンサンブルは1950年に、クラリネットのジェルヴァーズ・ド・ペイエ、ヴィオラのセシル・アーロノヴィッツ、フルートのリチャード・アデニー、チェロのテレンス・ウィールらロンドン交響楽団などの首席奏者たちを中心に結成された室内合奏団。弦楽器5人、管楽器5人、ハープ1人、ピアノ1人から成るこの12人のアンサンブルは、八重奏、弦楽五重奏、管楽五重奏、弦楽四重奏など様々なスタイルの室内楽演奏に対応しており、時には外部からも演奏家を招くなどして、柔軟で広大なレパートリーを獲得していて、英国のウィーン八重奏団とも言える団体であった。1955年からはアンサンブルのリーダーをエマニュエル・ハーウィッツが務め、L'OISEAU LYRE、EMI等に多くの録音を行った。しかし1971年、ハーウィッツがエオリアン四重奏団のリーダーに迎えられ、他に2人が脱退、更に1973年にはヴァイオリンのアイヴァー・マクマホンが亡くなるとグループの輝かしい活動も終わりを告げることとなる。しかし2年後には残されたメンバー8人を中心にして活動を再開し、1980年代まで演奏を続けることとなる。結成当初の12人のメンバーは以下の通り--リチャード・アデニー(フルート)、ピーター・グレーム(オーボエ)、ジェルヴァーズ・ド・ペイエ(クラリネット)、ウィリアム・ウォーターハウス(ファゴット)、ニール・ソンダース(ホルン)、エマニュエル・ハーウィッツ(ヴァイオリン)、アイヴァー・マクマホン(ヴァイオリン)、セシル・アーロノヴィッツ(ヴィオラ)、テレンス・ウィール(チェロ)、エイドリアン・ビアス(コントラバス)、オシアン・エリス(ハープ)、ラマー・クラウソン(ピアノ)。但しウィーン八重奏団と決定的に異なる点は、ピアノを擁する団体であった為、より多くの室内楽に対しゲストなしで対応出来た点である。モーツァルト、ブラームスの2つのCl五重奏曲がメロスEnsの代表的録音。ウィーン風ではないが、同等に清冽であり、清涼感漂う見事な演奏である。通常クラリネット奏者が、どこかの弦楽四重奏団と共演するケースが大半だが、メロスEns.はクラリネットも含まれた団体であり、その融合と一体感は共演とは異なる次元であり、混然一体となって流れる音楽は魅力的である。
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