商品コード:1363-023[DECCA] K.フェリアー(ca)/ ブラームス:アルト・ラプソディ, 4つの歌曲
商品コード: 1363-023
商品詳細:K.フェリアーの有名な「女の愛と生涯」に並ぶ名演。C.クラウス/ロンドンpo.で歌われる「アルト・ラプソディー」は、数ある録音の中でもフェリアーの個性が曲とうまくマッチし、彼女にしか出せない世界観を作り上げている。バックに流れるロンドンpo.合唱団が幻想的な空気感を醸し出す。そのあたりが単なる歌曲と異なり、音楽に厚みを出している。B面の4つの歌はLXT 2556のOp.121とは別の4曲で、内2曲にはM.ジルベールのVaのオブリガートが付く。フェリアーの傑作LPの一つ。キャスリーン・フェリアー(1912- 1953)は英国イングランドのランカシャー州プレストン生まれのコントラルト歌手。キャリアは僅か10年余りと短く、41歳で短い生涯を閉じるまでに多くの録音を残し、英国では大きな尊敬を集める歴史的歌手である。声は低く太い個性的なものである。クセも強く決っして美声とは言えいない声質だがフェリアーの歌には力強い説得力がある。人の心に響く何かを持っている歌手なのである。1948年ブルーノ・ワルター指揮ニューヨークフィルハーモニーの「大地の歌」で、キャスリーン・フェリアーがアルト・パートを歌っている。この録音は傑作と言われ、フェリアー抜きでは存在し得ないLPである。表現は決っして洗練されたものではなく、逆に野暮ったさが目立つ何とも田舎臭い歌い方であるが、ひとたびフェリアーの歌に聴き入ってしまうと、そこにはひたひたと胸に沁み込んでくる不思議な魔力に惹き込まれてしまう。一代限りの才能であり、誰も真似のできない唯一無二の歌手であった。今でもその功績は途絶えることなく、1993年にキャスリーン・フェリアー協会が設立され、奨学金コンクールを設立した。妹であるウィニフレッド・フェリアーが初代会長を務めたが1995年に亡くなり、現在はリンダ・ハーストが第3代会長に就任している。
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