商品コード:1363-039n[DECCA] M.デル・モナコ(t)/デル・モナコ:オペラ・リサイタルNos.1・2
商品コード: 1363-039n
商品詳細:マリオ・デル・モナコ(1915- 1982)はイタリア・ガエータ生まれのテノール歌手(テノーレ・ドランマーティコ)。ドラマティックな役柄で高く評価された。その重厚で輝かしい声は、日本では「黄金のトランペット」と形容された。ペーザロ音楽院でにてA.メロッキに声楽を学び,1940年にミラノのプッチーニ劇場でプッチーニの『蝶々夫人』でピンカートンを歌って初舞台を踏む。1946年には、アレーナ・ディ・ヴェローナでの『アイーダ』のラダメス役で、大成功を収め、同年のサン・カルロ劇場の引っ越し公演でロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、1947年にはスカラ座、1951年にはメトロポリタン歌劇場、1957年にはウィーン国立歌劇場にデビューした。1950年に後に彼の代名詞となるヴェルディ「オテロ」を初めて歌い、1972年までに200回以上も同役を歌っている。1963年12月には自動車事故に遭遇し、その後約1年もの間休養を余儀なくされた。1970年代以降は声楽教師活動への比重を高めたが、1982年10月16日に心臓発作により67歳で没した。1950年頃DECCAと契約を結び、多くのオペラ録音に参加していた。1959年に初来日し『オテロ』(オテロ)、『カルメン』(ドン・ホセ)に出演。1961年にも来日している。20世紀の中盤を代表するイタリアのテノール歌手といわれ、1952~53年頃に名歌手としてのスタイルを確立し、1960年代に入ると声のパワーの衰えをカバーするために、余計な力を入れるようになって、声の自然な流れが妨げられたと言われる。1963年末には自動車事故によって大怪我をして、長期の入院をしてからパワーが落ちたが1970年代まで現役で活躍した。これは1953年頃のイタリアでのモノラル録音でA面がA.エレーデ指揮ローマ・聖チェチーリアo.とのローマでの録音、B面が記載はないがミラノ・スカラ座o.とのミラノでの録音と思われる。DECCAチームによる録音でクオリティは高い。「黄金のトランペット」と言われた高らかに輝く歌声は完全に最盛期のものである。男声に興味の無い方にも天下に轟くテノール歌手、デル・モナコの最盛期の声を是非聴いていただきたい。タイトルのNos.1はA面を、Nos.2はB面を指していると思われる。
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