商品コード:1363-043[DECCA] J.ジロドー(t)/ シューベルト:歌曲集
商品コード: 1363-043
商品詳細:当社初入荷のフランスDECCAのみで発売されたシューベルト:歌曲集。全てフランス語歌唱となっている。当時では通常の事なので驚くには当たらない。テノール歌手、ジャン・ジロドー(1915-1995)はフランス、 プロヴァンス・トゥーロンの生まれ。晩年は指揮者も行ったようである。グローブ誌では「叙情的な声」と「優れた性格俳優」の持ち主と評されている。オペラとコンサートのレパートリーから幅広い録音を残し、いくつかの現代オペラで役を創作した。1942年、ミニョンのモンペリエ歌劇場で舞台デビューし、ストラスブール歌劇場でアンリ・ラボー作曲『マルティーヌ』の初演に参加した後、パリの主要なオペラ団に入団した。その後オペラ・コミーク座、パリ・オペラ座と舞台を広げ、ボリショイ劇場での『エフゲニー・オネーギン』のレンスキー役などがある。1968年から1972年までオペラ・コミック座の監督を務め、20世紀の作品をより多くのオペラ座のレパートリーに取り入れた。後に教師や監督として活躍し、スタジオやラジオ出演での数多くの録音を残した。初録音は1952年のマスネ:歌劇「タイス」でUraniaから出ている。その後1950年代にPacific、Westminster、Vega、Pathé、DECCA。1960年代に入るとConcert Hall、Unidisc、Philips、EMI系、DGG,Le Chant Du Monde、Le Club Français Du Disqueなど多くのレーベルに少しずつ録音がある。但しこの歌曲集のようなリーダー録音は多くない。フランスDECCAに当盤を含め3枚のLPがFAT 17---シリーズにて存在する。ジロドーの声質はモラーヌをテノールにしたような滑らかで温かみのある優しい声質で、まるでとろけるような甘さを持っている。録音は多いがジロドーのソロを楽しむにはやはりFAT 17---シリーズが最高と思われる。フランス語で歌われるシューベルトは最初こそ違和感があっても、ジロドーの声に魅了されてしまう。モラーヌのように聴く者を虜にしてしまう魅力を持ったテノール歌手!
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