商品コード:1363-047tb[ETERNA] V.ノイマン/ マーラー:交響曲5番
商品コード: 1363-047tb
商品詳細:ステレオは1970年発売と考えていたが1966年にV字ステレオが存在する可能性があるらしいという説があったが、実際には無いと思われる。1965年の録音でモノラルは1966年発売。ステレオ1966年リリースならV字ステレオレーベルがあってもおかしく無ない。なので長ステレオジャケが存在しても不思議はない。ノイマンは他の指揮者に比べやや大人しいかもしれないが、そのあたりがノイマンの良い所。力でガンガン押しまくるスタイルではない。管楽器の鳴りが特にリアルで印象的。弦楽も淀みなく、ツヤ消しの渋い音を出している。ラテン系のオケではこういった表現は難しいだろう。言葉にできないスラヴ人的良心を感じるものの、SUPRAPHONとは全く異なるETERNA的発想!この時ノイマンはゲヴァントハウスo.の首席指揮者だった。ETERNAでは最初のマーラー:交響曲全集を複数の指揮者により完成させていた。ノイマンは1964~68年の5年間、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の音楽監督を務めた。この間の多くの秀演をETERNAに残している。ノイマンはチェコ人ではあるが、ゲヴァントハウスo.のシェフとなった以上はETERNA歴代の重要な指揮者に名を連ねたといえる。ゲヴァントハウスo.はこれまでマーラーは殆ど演奏したことがなかったはずである。しかしETERNAは複数の指揮者による最初のマーラー:交響曲全集を企画、ノイマンには5/6/7/9番の4曲が配分された。マーラーは現チェコ領のボヘミア王国の生まれである。ノイマンにとっては所縁の作品である。ノイマンはその後チェコフィルとは全曲を録音している。流石にゲヴァントハウスo.らしい、くすんで重厚感のある素晴らしい音である。派手さは無く、弦には渋い艶が乗り、ドレスデンsk.とは別の意味で、これも燻し銀の音そのものである。この時のコンサートマスターはゲルハルト・ボッセだった。ノイマン自身、後にチェコpo.を振ってもこんな音は出せなかったのである。これがいにしえのオケの力なのだろう。
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