商品コード:1363-048[ETERNA] K.マズア/ マーラー:交響曲7番
商品コード: 1363-048
商品詳細:マーラー新全集の7番はマズアの指揮で'82年ライプツィヒにて録音。技師はシュトリューベン。新全集も、旧全集のように複数の指揮者に分配されたが、かなり拡散的である。その上プレスがかなり少なかったようで、旧全集に比べてどれも極めてレアである。音質的には青盤の時代に入っているが、音響技師達の努力もあってか、西側レーベルに比べ極めて高水準の音質を保っていた。マズアといえども、このマーラーはなかなかの傑作と言えるほど、内容は良い。新全集でマズアは7番のみ担当、他に、さすらう若者の歌、亡き子を偲ぶ歌・S.ローレンツ(br)も録音している。クルト・マズア(1927- 2015)はコンヴィチュニーやスウィトナーとは少し異なるがゲヴァントハウスo.の首席指揮者を1970年-1996年の間引き継いだ、伝統と革新を貫いた正統な東ドイツの指揮者である。在任期間中は同時にライプツィヒ市の楽長という職も兼任していた。ベルリンの壁崩壊に繋がったとされる1989年10月9日のライプツィヒの月曜デモにおいて、民主化を要求するデモ参加者が7万人に達し、秘密警察と軍隊の銃口が市民に向けられた際は、4ヶ月前に起きた天安門事件の二の舞になることを恐れたマズアは、東ドイツ当局に対して市民への武力行使を避け、平和的解決を要望するメッセージを発表した。この行動は当時、国際的にも注目を集めた。また、ドイツ統一後の1994年5月にリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー大統領が退任した際には、一時ドイツ・キリスト教民主同盟から大統領候補に擬せられたこともあった。ブルックナーの交響曲全集は1974~78年にライプツィヒで録音された最初の一人指揮者による全曲録音となった。ヨッフム/ドレスデンsk.は1975-80年録音でこの後になる。ゲヴァントハウスo.とドレスデンsk.の違いが出た演奏ともいえる。マズアが政治的な大物である為、既に引退に近く現場に出ることがなかった録音技師、クラウス・シュトリューベンが録音を行った。
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