商品コード:1362-049t[TELEFUNKEN] H.ワッツ(a)/ ワッツ歌曲集/ブラームス, シューマン
商品コード: 1362-049t
商品詳細:「ワッツ・歌曲集」はTELEFUNKENによるオリジナル録音である。アルト歌手ヘレン・ワッツ(1927~2009年)は英国ウェールズ・ミルフォード・ヘブン生まれ。ロンドン王立音楽院でキャロライン・ハチャードに声楽を学び、BBC合唱団の一員として研鑽を積んだ。ロンドンでグラインドボーン音楽祭合唱団とBBC合唱団に所属して歌手としてのキャリアをスタートさせた。1953年デビュー。1955年、ロンドン・プロムナード・コンサートにマルコム・サージェントの指揮でJ.S.バッハのアリアを歌って初登場した。彼女はまた、最も優れた英国コントラルト歌手の一人として名声を博し、コンサート・アーティストとしても頭角を現した。その後、ヨーロッパ各地で活躍し、1966年にはフレデリック・ディーリアスの《人生のミサ》を歌ってニューヨークでアメリカ・デビューを果たしている。1978年、ヘレン・ワッツは大英帝国勲章コマンダーを授与された。オペラより宗教曲で多くの名演に参加。ミュンヒンガー、アンセルメ、ブリテン、アーノンクール、クレンペラーといった大物とバッハの宗教曲だけでも相当数の録音に参加。リーダー作品はL'OISEAU LYREに2~3枚のみだが多くのヘンデルの宗教作品にアルト歌手として参加している。彼女の声そのもに劇性があり、難しい歌曲一つにも強いインパクトを残す。アルトの中でも少し高めの声質。独語も完璧、存在感の大きなアルトだった。G.パーソンズのピアノ伴奏でL'OISEAU LYREにシューマン(10曲)、ブラームス(6曲)の歌曲集が存在するが、これはピアノがアーウィン・ゲイジ(1939年米国生れ)伴奏によるTELEFUNKENの別録音である。ショルティのマーラー2番/3番でも出演している。彼女のコンサート・レパートリーは、J.S.バッハから20世紀の巨匠の作品まで多岐にわたる。1985年に引退後、81歳で亡くなった。非常に多くのバッハ:カンタータ録音にアルト歌手として参加している。これは珍しいピアノ伴奏の歌曲集。1970年代の発売だが歌声は健在。英国レーベルにはこのような歌曲集録音はなかっただけに、ヘレン・ワッツ一人を完全に愉しむための貴重な1枚である。
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