商品コード:1362-063[DF] S.ワイナー, R.ブロッホ(vn) 他/ ルベル:2声と3声のためのソナタ集
商品コード: 1362-063
商品詳細:ジャン=フェリ・ルベル(1666 - 1747)はフランス盛期バロック音楽の作曲家、ヴァイオリニスト。不協和音に始まるバレエ音楽 《 四大元素 Les Élémens 》 によって有名(同名のバレエ音楽は、他にアンドレ・デトゥーシュによるものも存在する)。ジャン=バティスト・リュリに師事。1699年に王立音楽アカデミーとパリ・オペラ座の首席ヴァイオリニストに就任。1700年にスペインを訪問。1705年に帰国後まもなく、宮廷楽団の一つ「王の24のヴァイオリン」に入団し、宮廷作曲家、王立音楽アカデミー楽長並びにコンセール・スピリテュエルの指揮者を歴任。室内楽では2声と3声のための12のソナタ集(1712年刊)と12のヴァイオリン・ソナタ集(1713年刊)の2セットが知られ、時折録音される。ここでは1960年頃からLes Discophiles Françaisに登場するヴァイオリン奏者であるスタンリー・ワイナーとロベール・ブロッホの二人がジャン・ラミーのガンバ、A.ジョフロワ・ドゥショームのチェンバロによる通奏低音で2声と3声のための12のソナタ集~5番と6番の2曲を演奏。恐らくスタンリー・ワイナーが同通奏低音で12のヴァイオリン・ソナタ集から3・11・6・4番の4曲を演奏したと思われる。スタンリー・ワイナー(1925-1991)は米国ボルティモアでロシアのユダヤ人移民の両親の下に生まれた。ヴァイオリン奏者としては1949年 第3回 ロン=ティボー国際コンクール 第7位に入賞歴がある。今では作曲家として有名。1947年、バーンスタインの下で、ニューヨークso.のコンマスに。1953年からブリュッセルで教師を務める傍ら、30年間に200以上の曲を作った。ベルギーのDUCHESNEに自作自演の録音がある。澄んで美しい音色を持つ。控え目なヴィヴラートでバロック色を出している。何所か寂しげな音がノスタルジーな気分を盛り上げる。バロック系ヴァイオリン好きには好まれる演奏だと思われる。ルベルはフランスでさえマイナーな作曲家である。Les Discophiles Françaisが大手のパテ傘下となって実現した、かなり経営的にはリスキーな制作であった。1980年頃にはこのようなマイナーな作品も多数録音されるようになるが、1960年代前期においては大きな冒険であった。このようなバロック系作品ではスタンリー・ワイナーの出番となる。
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