商品コード:REG-3972[露MELODIYA] V.エレシコ(pf) / ラフマニノフ:幻想的小品集(全5曲), 練習曲「音の絵」(全9曲)
商品コード: REG-3972
商品詳細:ロシアのピアニストの厚い層をまざまざと見せ付けるようなLP。ヴィクトル・エレシコは1942年ウクライナ生まれ。1963年ロン・ティボー国際コンクールの優勝者。1966年のチャイコフスキー国際コンクールに24歳で入賞した。系譜はイグムノフ→フリエール/ウラセンコ。プレトニョフと同門。25点あまりの録音をLPで残している。彼は例外的に協奏曲の録音が許された当局のお気に入り。ラフマニノフは彼の得意とする曲で協奏曲2番他数枚の録音がある。この2曲はこれが初入荷。'76/'78年の録音。洗練された国際派で、この曲にもセンスを感じる。クリアな音色を出す技巧派だが情感もたっぷりと持つ自在なスタイルを持つ。ラフマニノフを得意とし「静」と「動」をうまく使い分ける。動では敢えて荒々しいタッチも辞さない潔さがあるものの、この録音では「静」を主体にラフマニノフのリリカルな面を歌い上げる。ロシアモノが苦手な方にもきっとご満足いただける内容。フィギュアスケートの浅田真央選手が使った「(モスクワの)鐘の音」と呼ばれる有名なメロディーはOp.3-2で出てくる。この「鐘の音」は1892年10月8日に、モスクワ電気博覧会の祝賀会において作曲者自身によって初演された。「熱狂を巻き起こした」との批評が新聞に掲載され、これ以降、作品の人気はとどまることを知らなかった。西側での名声に力があったのは、作曲者の従兄アレクサンドル・ジロティであった。ジロティは1898年秋に西欧と米国で演奏旅行を行った際、そのプログラムに本作品を取り上げた。その後間もなくロンドンの複数の出版社によって、「モスクワの大火」「最後の審判」「モスクワのワルツ」と題した出版譜が出回った。アメリカでは、「モスクワの鐘」と題する出版譜がそれに続いた。ジョージ・コブの《ロシア風ラグ》は、この曲を原曲としている。
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