商品コード:1361-007t[ETERNA] H.コッホ指揮 G.ボッセ, K.ズスケ(vn)/ バッハ:ブランデンブルク協奏曲B.1046~1051
商品コード: 1361-007t
商品詳細:当社発足当時から親しんできたブランデンブルクが入荷。ヘルムート・コッホはETERNAにバッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)を2回録音している。ETERNAにおけるランドマークのようなバッハ録音である。オケが異なり1963年の初回はゲヴァントハウスo.で、1970/1972年の2回目はベルリン室内o.である(826 566-7・青系Wジャケット入り)。これは最初のETERNA録音。初出は箱入りだが、このWジャケも厚盤の入るものがあり、それなら音質は殆ど変わらない。この初回録音はETERNAの1960年代世代の奏者たちが勢揃いした黄金時代の録音である。Vnは4番はズスケ、5番がボッセ、6番ではズスケとD.ハルマン(ゲヴァントハウスQt.のVa奏者)が受け持つ。演奏は驚くほど穏やかな演奏であり、1960年代初期のゲヴァントハウスo.の質感が味わえる。全ての楽器の音がとても柔らかく自然な音がしている。表現にも全く誇張がみられず、バッハの時代からこのようなスタイルでブランデンブルク協奏曲が何世代も引き継がれてきたことを感じさせる演奏である。弦の音は渋く、管楽器はふっくらした燻し銀のややくすんだ音である。1970年代以降の楽器の音とは一線を画す音色である。勿論古楽奏法とは無縁のモダン楽器による演奏。その為一聴地味で大人しい演奏に感じるが、よく聴き込んでみれば、この演奏こそが、ライプツィヒで長年育まれた伝統の音であることが理解されるだろう。総じて悠然としており、激しさはないが、バッハのお膝元での録音を考えるとこれが原風景なのだという印象を持った。遠くを見渡すような悠久の時を感じる。尚、2回目の録音ではVnにズスケは参加しない。この初回録音ではゲルハルト・ボッセとカール・ズスケの師弟奏者が大活躍。意外なほど穏やかで柔らかい雰囲気に驚かれることだろう。プレスの種類は多いので価格で調整している。ヴァイオリンを弾いていたゲルハルト・ボッセは1981/83年にこのライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハo.とETERNAで3回目となるブランデンブルク協奏曲(全6曲)を録音・最期の録音となったと思われる。
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