商品コード:1361-025p[COLUMBIA] W.ギーゼキング(pf) / グリーグ:「抒情小曲集」全集Vol.1

[ 1361-025p ] Grieg, Walter Gieseking – Lyric Pieces Volume 1


通常価格:¥ 7,700 (税込)

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商品コード: 1361-025p

作品名:グリーグ:抒情小曲集・全集-1/第1集Op.12(全8曲)~2.ワルツ, ~7.アルバムの綴り, 第2集Op.38(全8曲)~1.子守り歌, ~3.メロディ, 第3集Op.43(全6曲)~1.蝶々, ~2.孤独なさすらい人, ~3.故郷にて, ~4.小鳥, ~5.愛の歌, ~6.春に寄す | 第4集 Op.47(全7曲)~2.アルバムの綴り, ~3.メロディ, ~4.ハリング, 第5集 OP.54(全6曲)~1.羊飼いの少年, ~3.小人の行進(トロル), ~4.夜想曲), ~6.鐘の音
演奏者:W.ギーゼキング(pf)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:33CX 1467
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---紺/金音符ツヤ段付, グルーヴガード厚手, 1957年頃の製造分
ジャケット:【英国でのオリジナル】---ラウンド折返両面コートペラ・"aka scalloped" (ホタテ貝の意味)
トピックス:1956年ロンドン・アビーロード・スタジオでのモノラル録音(一部1948年録音が含まれるらしい), 録音詳細不明, 1957年Columbia Graphophone Company Ltd. Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年英COLUMBIA:33CX 1467(当装丁)にて初リリース, これは英国での初年度リリース分オリジナル, フラット盤は存在しない, 入荷の少ない1枚でVol.2は33CX 1468, フランス盤の入荷はなく発売されたか不明, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:抒情小曲集はエドヴァルド・グリーグが1867年から1903年にかけて作曲した、全10集・全66曲からなるピアノ曲集。ギーゼギングは1956年ロンドンのスタジオにて、66曲~31曲を選んで2枚のLPに纏めた(一部1948年録音が含まれるらしい)。これはそのVol.1にあたる。全66曲を最初に録音したのはスペシャリストで知られるアレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルではないかと思われる。録音は1952-4年と思われる。当時MELODIYAは鉄のカーテンの向こうであり、あるいはギーゼギングも知らなかったかもしれない。またこの録音を行った1956年の10月には亡くなっており、時間的、体力的に全曲録音は不可能であったと思われる。ドビュッシーやラヴェルの全集、モーツァルトのソナタ全集、ベートーヴェンの大半を録音して、やり切った感のあるギーゼギングだが、最期の力を振り絞って31曲(LP2枚分)だけでも残してくてたことに感謝すべきだろう。録音時、61歳であり、当時の平均寿命を考えると、グリーグまで手を伸ばしたことは奇跡的としか言えない。演奏は他の曲同様に極めて直感的であり、風物詩的な印象。曖昧模糊となりがちなスタイルの中で抒情小曲集は意外にも、隈取のはっきりした録音である。1956年と最晩年の録音も関係しているかもしれない。テンポは非常に正確で見本のような演奏でありながら、溢れるイマジネーションと詩情はあり得ない程の豊かさである。ニュアンスも自然体で、例え全曲でなくとも是非コレクションに加えるべき録音だろう。珠玉の名品とは正にこの演奏の事。ギーゼギングの感性を通してみた北欧的風景に冷たさは全くなく、豊かな音楽世界が広がっている。Vol.2は33CX 1468。2枚揃えることは断念した。

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