商品コード:1361-029[COLUMBIA] W.ギーゼキング(pf) / ラヴェル:Pf作品全集(完結)

[ 1361-029 ] Ravel, Walter Gieseking – The Complete Piano Works


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商品コード: 1361-029

作品名:ラヴェル:Pf作品全集(完結)/FCX 30026:組曲「クープランの墓」(全6曲), 前奏曲, ハイドンの名によるメヌエット, 夜のガスパール(全3曲), ボロディン風に, シャブリエ風に, 水の戯れ | FCX 30027:ソナチネ(全3楽章), 亡き王女のためのパヴァーヌ, 高雅で感傷的なワルツ, 鏡(全5曲), 古風なメヌエット
演奏者:W.ギーゼキング(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 30026-7
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×2, バラ2枚セツト, 2 single records set
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでの再版】---紺/銀音符段なし×2, 表記されたレコード番号:33 FCX PM 30.026/33 FCX 30.027(同一プレス), Plaisir Musical, 1969年頃の製造分(1956/1959年分あり)
ジャケット:【フランスでの再版】---折返表コートペラ×2
トピックス:1954年12月10-12/14-17日ロンドン・No.3 Studio, Abbey Road, London・でのモノラル録音, 録音技師:Francis Dillnutt, プロデューサー:Walter Legge & Geraint Jones, 英国では1956年頃Columbia Graphophone Company Ltd. Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年英COLUMBIA:33CXS 1350/33CX 1351/33CX 1352のバラ3枚にて初リリース, 英国に箱はない, フランスでは1956年頃仏COLUMBIA:FCX 528-30(紺/銀音符内溝レーベル・フラット盤・箱入り・3枚目は片面盤)にて初リリース(2枚半仕様)→1959年頃同一番号・紺/銀音符段付レーベル・グルーヴガード厚手・箱入り→1969年頃FCX 30026-7のバラ2枚で紺/銀音符段なしレーベル・グルーヴガード厚手盤・当ジャケット入り(当アイテム)→1973年頃バラ2枚・La Voix De Son Maître:2C 061-01565-6(カラー切手ニッパー・レーベル・表コートペラ・ジャケット入り)に変更, 箱は超希少タイトルで高額, 英国とフランスではカップリングが異なるのでミックスにはできない, 当再版は2枚半から2枚に圧縮した盤で音質は充分に良い, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:古典的名演としてギーゼキングのラヴェルを外す訳にはいかない。ラヴェルの持つ幻想性とイマジネーションを最も色濃く表現した演奏の一つと確信する。'70年代のスタイルから見ると所々に端折りや誇張もあるが、それこそが彼の世界であり、唯一無二のピアニストとして、永遠の生命を持つ所以だ。英国では33CX 1350-2、バラ3枚で出ていた。仏は3枚ともフラット・プレス箱入りが初出になる。1969年頃2枚に圧縮された(当アイテム)。ドビュッシー、モーツァルトとともに忘れてはならない曲集にギーゼキングのラヴェルがある。録音は1954年ロンドンのアビーロード・スタジオ。Walter Leggeと Geraint Jonesがプロデュースしている。ラヴェルに関してはフランス系のピアニストも古い時期から全曲録音を行っているので、どの程度早い時期かはあまり拘る必要はない。ドイツ人の両親の下、フランスに生まれたヴァルター・ギーゼキング(1895-1956)は生粋のフランス人ではない。しかしドビュッシーもそうであったが独自の哲学のようなものがあり、ギーゼキング流とでも言える一筆書きのようなスタイルを持っている。元々ドビュッシーやラヴェルのピアノ曲は、たいてい運指やペダルの指定がなく、これらは演奏者の判断に委ねられている。ギーゼキングの演奏は分析的であるとされるが、どうやらある部分で正しく、ある部分ではそうではない。細かい音が連なり、重なって一つのフレーズのように演奏されることが多い。テンポはかなり独自に変化し、近代の若手とはフレーズから異なっている場合が多い。ギーゼキングが重視したのは分析的なメロディーではなく曲が持つ独自の響きではなかったか?ギーゼキングは完璧主義とは全く逆の極端なパターンで、ひたすら楽譜を読み続け、演奏のイメージを頭の中で構築することが日課になっていたと本で呼んだことがある。ここにギーゼキングの本質があるだろう。すなわちギーゼキングが感じた「イメージ」こそが全てだったのでは?1970年代以降は殆どのピアニストがラヴェルを分析的に演奏する。ギーゼキングは「イメージ」で演奏する。だから何所か霧の中にいるような曖昧な印象が付きまとうが、霧が晴れてしまったら「イメージ」は吹き飛んでしまう。この曖昧さが幻想的と結びつくのだが、ぼんやりとしたノスタルジックなセピア色の曖昧さこそがギーゼキングの「イメージ」であり、魅力であると思う。最初の3枚は安価ではない。当バラ2枚セットは1969年頃のグルーヴガード厚手盤でRIAAカーヴとなり聴きやすい!元々2枚と3枚目の片面という発売の為、2枚への圧縮は重大な影響はない。

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