商品コード:1361-031[COLUMBIA] C.アラウ(pf) / ショパン:練習曲全集
商品コード: 1361-031
商品詳細:1956年のモノラル録音、発売のエチュード全集、Op.10と25を1枚ずつに収める。アラウもまだ若くエネルギーが充満しており、技巧的にも冴えを見せる。有名な「別れの曲」はOp.10の3曲目、思いを込め過ぎず、かと言って無機的でもない丁度よい頃合の「別れの曲」である。テンポは速い曲が特に素晴らしく、一音一音速いながらも丁寧に音に魂が入っている。非常に実在感のあるピアノだ。クラウディオ・アラウ( 1903- 1991)はチリ・チリャンの生まれ。1911年にサンティアゴでデビューし、同年チリ政府の援助によってドイツに留学。ベルリンのシュテルン音楽院で、リストの高弟であるマルティン・クラウゼに師事(同門にエトヴィン・フィッシャーがいる)。ベルリンでのデビューは1914年。大成功を収め、以後ニキシュ、メンゲルベルク、フルトヴェングラーらの大指揮者と共演。ヨーロッパでの名声を確立する。1925年には母校シュテルン音楽院の教授に就任。1927年にはジュネーブ国際ピアノ・コンクールに1位入賞。1935年からはベルリンでバッハとモーツァルトの全クラヴィーア曲の連続演奏会を開く。1941年、カーネギー・ホールにデビューし、翌年より本拠をアメリカに移す。第二次大戦後は南北アメリカ、東西ヨーロッパ、アジアなど世界的に活躍(日本には1965年初来日)。最晩年までコンサート、録音活動を精力的に行い、文字通り「巨匠」の名にふさわしい活躍をみせた。1941年から米国RCAにSP録音を開始する。1947年頃から米COLUMBIAに移籍し、1952年頃までSP/LPに録音を残した。多彩なレパートリーを持ち、PHILIPSへ移籍する以前にかなりの数の録音を残した。英COLUMBIAヘは1956年頃から録音を開始、1962年頃までに15点前後のLPがあると思われる。これもその一つでロマンチックな芸風で派手さはなくとも味わい深いスタイルで世界中にファンが多い。噛めば噛むほどに味わいの増すピアニストとして知られる。特に1956年頃の録音ではロマンチックさよりも押し出しの強いパワフルで曖昧さのない明晰さを主軸とした演奏をしている。アラウに巨匠的な味わいが出てくのは晩年の事であり、ここではまだ若い力で突進する技巧も併せ持った時代の演奏が聴ける貴重な録音!英COLUMBIA時代は渋さよりこういった元気の良い演奏が多い。
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