商品コード:1361-061b[Chant du Monde] V.ピカイゼン(vn) / パガニーニ:24の奇想曲(全24曲)

[ 1361-061b ] Paganini / Viktor Pikaizen – 24 Caprices Op.1 Pour Violon Solo


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商品コード: 1361-061b

作品名:パガニーニ:24の奇想曲Op.1(全24曲)
演奏者:V.ピカイゼン(vn)
プレス国:フランス, France
レーベル:Le Chant du Monde
レコード番号:LDXA 78397-8
M/S:ステレオ, stereo(Gravure Universelle)
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×2, Wジャケット2枚組, 2 single records set
評価/レコード:7/6
評価/ジャケット:A
キズ情報:第3面4時に微かに4+6回出るスレ, 10時に小~極小15回出るスレ, 第4面7時に極小10回出るスレ
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤メロディア/黒広内溝, グルーヴガード厚手, 1971年頃の製造分
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---見開中入両面紙ペラW
トピックス:1967年旧ソ連でのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 旧ソ連では1967年MELODIYA:D 020345-8/SM 02341-4(DLレーベル)にて初リリース, フランスではステレオのみ1971年頃Le Chaut de Monde:LDXA 78397-8(当装丁)にて初リリース, フランス盤も聴きやすく良い, 全曲録音としては非常に安価である!, 演奏;★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:「パガニーニのカプリース」と言えば、古くはLXTのR.リッチが魅せた超絶技巧を思い起こす方も多いだろう。ただし10代での録音とのこともあってか、誤解を恐れず言えば鑑賞曲の印象が殆どないほどの曲芸的な演奏だった。それに対してピカイゼンは、この作品の持つ運命を少しでも変えようとしたのではないかと感じる。曲芸的な面を抑えて人に聴かせる曲として演奏しているのが聴けばよく分かるだろう。ヴィクトル・アレクサンドロヴィチ・ピカイゼン(1933年 - 2023年)は現ウクライナのキエフ出身。5歳でヴァイオリンを始めると1941年から1944年までキエフ音楽院にて学ぶ。その後、モスクワに移るとグネーシン音楽院にて同郷のデヴィッド・オイストラフと出会い師事する。この出会いから、モスクワ音楽院および同校の大学院にあたるクラスを27歳で卒業する思春期~青年期の間、オイストラフの薫陶を受け続けた。この大学院クラスまでの全課程を完了したのは後にも先にもピカイゼンだけであり、名実ともにオイストラフの一番弟子といえる。受賞歴では在学中の1949年から「プラハの春」コンクール(2位)、1955年エリザベート王妃コンクール(5位)、1957年のロン=ティボー国際コンクール(2位)、1958年の第1回チャイコフスキー国際コンクール(2位)と数は多いが、全て次席以下に甘んじていた。そのピカイゼンが1965年に遂にグランプリを獲得したのが、他ならぬパガニーニ国際コンクールだった。この経緯もあってかパガニーニおよびカプリースについての思い入れは並々ならぬものがあり、卒業後の1960年代初頭から始まった精力的なコンサート活動の中で実に78回という演奏回数を数え、最後に行った2004年のミラノでの演奏も大成功だったという。そして、ピカイゼンが生涯をかけて愛奏したもう一つの作品がバッハの無伴奏Vnだった。二つの録音を聴き比べると、同じ延長線上にある事がわかると思う。同じ無伴奏作品という以上に、ピカイゼンの中で根底に流れる思想がバッハとパガニーニで共通しているのだろう。技巧も超一流だが、それ以上に「血の通った」カプリースを生み出そうとする姿勢が聴き手の満足度に貢献している。オリジナルはMELODIYAだが、より温かなフランス盤の音色を買う人も多いのでは?本家MELODIYAのDLレーベルでもそこまで高価ではないので、聴き比べが容易なのも嬉しいところ。フランスではステレオのみの発売。

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