商品コード:1361-063[Chant du Monde] L.ヨルダノフ(vn) / 無伴奏Vnソナタ集/バルトーク, ヒンデミット, プロコフィエフ, ストラヴィンスキー:エレジー
商品コード: 1361-063
商品詳細:ブルガリア生まれのソリスト、ルーベン・ヨルダノフ( 1926-2011)。パリ国立高等音楽院に学び、1951年 第2回 エリザベート王妃国際音楽コンクール 第8位。1955年 第3回 エリザベート王妃国際音楽コンクール 第9位という成績を残した。ヨルダノフはパリ管弦楽団の初年度1967年から第1コンサートマスターに就任し、1991年までの24年間という長きに亘り、コンサートマスターを務めたヴァイオリン奏者である。パリ管弦楽団の顔として多くの録音に参加した。有名なシャルル・ミュンシュの録音でもコンマスとして参加している。名演で知られるミュンシュ/パリ管弦楽団のブラームスの交響曲第1番の、第2楽章にコンサートマスターによるヴァイオリン・ソロパートがあり、勿論ヨルダノフが弾いている。パリ管弦楽団のシェフはカラヤン →ショルティ →バレンボイム→ビシュコフと次々に変わっていったが、一貫して同じ音を保ち続けたことはヨルダノフの尽力と安定があったからに違いない。この録音が出るまではソロをとる協奏曲などの録音はなかったのだが、1976/1977年のこの無伴奏Vnソナタ集の企画がヨルダノフにオファーされた。それまで大きな知名度はなかったヨルダノフにとっては久々の個人的な録音となった。彼の最初の録音は1957年発売のDucretet Thomson:470 C 024の7インチ盤(ヴィヴァルディ:Vn協奏曲)であったが、当時まだ新人奏者であり、完全に忘れられた存在であった。それから16年後に機会が訪れ、パリ弦楽四重奏団のメンバーとしてプロコフィエフの弦楽四重奏曲1番の録音があり、1973年にLe Chant du Mondeからリリースされた。これはまたなかなかの傑作であり、是非お勧めの1枚である。そしてLe Chant du Mondeでの第2弾がこの「無伴奏Vnソナタ集」である。無伴奏Vn曲4曲。D.エルリがADESに入れた内容と似ているが、ヨルダノフの芸風は、もっとシャープで切れ味が鋭い。相当な腕前の持主。録音が良いのも手伝って、倍音がきれいに出ているので、炊いたお米が立つように、音が立っているのがよくわかる。1926年生まれの古参で大変優れたソリスト。エコー分の殆どない優秀な録音で、ソリッドな音が耳に残る。近年稀に見るスーパー級のソリスト!!!この録音の後ソリスト的な録音はない。
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