商品コード:1361-064[Chant du Monde] パリQt./ プロコフィエフ:弦楽四重奏曲1番, 2番

[ 1361-064 ] Prokofiev, Quatuor De Paris


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商品コード: 1361-064

作品名:プロコフィエフ:弦楽四重奏曲1番Op.50 | 弦楽四重奏曲2番Op.92「カバルダの主題による」
演奏者:パリQt.(L.ヨルダノフ, J.L.オッル(vn)D.ビンダー(va)G.ブスナール(vc))
プレス国:フランス, France
レーベル:Le Chant du Monde
レコード番号:LDX 78540
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:S
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤メロディア/黒土手, グルーヴガード厚手, 1972年頃の製造分
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---見開両面コート
トピックス:【入荷2度目の希少タイトル!】---1972年頃パリ・ノートルダム・デュ・リバン・ド・パリ大聖堂(Notre-Dame du Liban de Paris)でのステレオ録音, 録音技師:Georges Kisselhoff, プロデューサー:不明, 1972年頃Le Chaut de Mondeによりコピーライト登録・同年Le Chaut de Monde:LDX 78540(当装丁)にて初リリース, これは初年度リリース分オリジナル, 当社入荷2度目の希少タイトル(前回は盤質が悪かった), レーベルにMELODIYA U.R.S.S.の印刷あるが誤表記と思われMELODIYAとは関係なくMELODIYAでは未発売である, フランスでは殆ど演奏されないプロコフィエフ:弦楽四重奏曲の珍しい録音, パリQt.は幸松氏の著書にも記載がないパリの団体, LPは2枚しかない, 究極の名演!, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:プロコフィエフの弦楽四重奏曲にとって、アナログ期の決定的録音の一つと言えるのが当盤である。プロコフィエフは弦楽四重奏曲に余り食指が動かなかったのか、アメリカ亡命時に嘱託で書いた1番と、第二次大戦(独ソ戦)の疎開中に書いた2番しか無く、制作年も楽曲の趣旨趣向も大きく異なる。結果としてLP期に同一団体で通し録音を行ったのは本国ロシアのプロコフィエフ四重奏団か、弦の国チェコのノヴァーク四重奏団くらいしか存在しない。どちらも素晴らしい内容だが、この2団体と全く異なる方向性の録音を残したのが当盤のパリ四重奏団である。第一Vnのヨルダノフの名を見て分かる通りパリ管の選抜メンバーで結成された団体だが、驚くほどに情報が無い。旧パリ音楽院o.が1967年に発展的解消→ミュンシュの下でパリ管に生まれ変わった際にヨルダノフがコンマスに就任→4年後の1971年に四重奏団を設立という流れらしい。このフレンチ・スタイルの王道を受け継ぐ彼らが弾くプロコフィエフ:弦楽四重奏曲、これが他に類を見ない物となった。トッカータ的な趣向で書かれた1番は、そもそも室内楽とは思えない程の超特急テンポを想定した曲だと思われるが、剛腕で捻じ伏せた印象がある先述した2団体に対し、パリQt.は予想だにしない軽やかさ、清冽さで駆け抜ける。凄まじい高速テンポの中に広がる、曲想に合っているのかすら分からなくなってくる不思議な爽やかさが、曲の狂気を逆に引き立てており、グラン・ギニョール的というべきか、奇っ怪な魅力に溢れている。なんという個性なのだろうと、ただただ感嘆してしまう。疎開先の民族音楽を元にした抒情性の高い2番はアナログ期にも各団体に複数の録音が有るが、ここでも不思議な爽やかさは健在。この軽妙かつ大胆な表情付けを見せられてしまうと、他の団体が楽譜から読み取ったであろう「常識的な音楽表現」が野暮ったく感じてしまいかねない。この印象はまさしくパリ音楽院で結成されたパルナンQt.のラヴェル(仏PACIFICの2回目録音)を聴いた時のものと同じで、現代の演奏家ですら未だ追いつけない先見性が有るのか、とにかくフランスの団体が持つ音楽的な個性は尋常なものではないと改めて感じる。室内楽のコレクションの棚に加えるに相応しい内容。尚、レーベルにMELODIYA表記が有るが、シャン・デュ・モンド企画でフランスのみの発売と思われる。パリ弦楽四重奏団は1971年パリ管弦楽団の首席メンバーによりパリで結成された団体。第1Vn:ルーベン・ヨルダノフ(パリ管弦楽団のコンマス)、第2Vn:ジャン・ルイ・オッル、Va:ダヴィア・ビンダー、Vc:キィ・ブスナールの4人。録音はLPが2枚のみと思われる。

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