商品コード:1360-025tb[OPUS] スロバキアQt. / ドビュッシー:弦楽四重奏曲, ラヴェル:弦楽四重奏曲
商品コード: 1360-025tb
商品詳細:スロバキアQt.は1957年スロバキア人だけでブラティスラヴァで結成された団体。メンバージは第1Vn:アラダール・モージ、第2Vn:アロイス・ネメツ、Va:ミラン・テレツキー、Vc:フランティシェク・タンネンベルゲルの4人。リーダーで第1Vnのモージは1923年生まれ、ウィーン音楽アカデミーで学び、ブラティスラヴァ放送o.のコンサートマスターになる。1978年からは読売日本so.のコンサートマスターを務めた。スロバキアQt.としてだけでなく、コンサート・ヴァイオリニストとして多くの公演や小品集の録音などがある。旧チェコ・スロバキアの団体としては珍しく、纏まりの良さよりも個人芸を重視した団体といえる。特にモージの音楽性は非常に高いものがある。個人の妙技をぶつけ合うことで生まれる緊張感やソノリティの要素を特徴とする団体である。録音は1966年から始まり、モノラル録音はほぼない。初期にはSupraphonにもLPがあるものの、大半がスロバキアのレーベルOPUSが中心となる。1975年DGGにも1点録音がある(スロバキア作品集)。1987 年に解散している。ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲12/10番の入る9111 0232が代表作で評価も高い。ドビュッシー/ラヴェルは非常に希少な1枚である。フランス作品は意外であるが、弦の国チェコの団体らしく、暗調の弦の音は燻し銀といえる音色であり、全体に抑えた表情は1950年代的でもあり、豊かな音楽性を感じさせる。緩徐楽章においてはテンポを落として幻想的に進める見所を作るなど、1970年代の西側では既に消滅した手法を用いて豊かな音楽性を出している。日本では知られていない団体だが、1970年における良心を感じさせる注目の団体である。これはかなりの希少タイトル!
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