商品コード:1359-043[HMV] N.マルコ/ プロコフィエフ:交響曲7番「青春」, 1番「古典的」
商品コード: 1359-043
商品詳細:指揮者ニコライ・マルコ(1883 - 1961)はウクライナ・セマクィ出身。ペテルブルク大学で哲学を修め、初期には音楽評論家としてロシア帝国で著作を出版するかたわら、ピアニストとして、その後は指揮者としても演奏活動を開始した。1906年に歴史学と語学を修めてペテルブルク大学を卒業。ペテルブルク音楽院にも籍を置き、ニコライ・リムスキー=コルサコフやアレクサンドル・グラズノフ、アナトーリー・リャードフ、ニコライ・チェレプニンらに師事した。1929年に西側からの出演要請を受けたのを機に、妻ともどもソビエト連邦を去り、ウィーンやプラハに移住。コペンハーゲンにも暮らしており、デンマーク放送交響楽団の創設に手を貸して永久客演指揮者の称号を与えられている。コペンハーゲン時代よりEMIレーベルに積極的な録音を開始し、ロンドンではフィルハーモニア管弦楽団を指揮して録音に取り組んだ。1951年にはデンマーク放送交響楽団を指揮し、ヴァウン・ホルンボーの《交響曲 第7番》の初演を行った。1954年にはイギリスでヨークシャー交響楽団の首席指揮者に迎えられている。1950年代初頭からHMVに籍を置き、主にCLPナンバーに録音を残している。ロシア物を得手とし、デンマーク放送o.またはフィルハーモニアo.との共演が多い。これは1955年、既にCLPでもモノラル発売されていた音源(ステレオ音源が存在した)。1970年代に入って初めてステレオ盤が世に出た。EMIの最初の公式のステレオ録音は、マルコがフィルハーモニア管弦楽団を指揮して演奏した、一連のプロコフィエフ作品を対象にして行われた(1955年2月)。当LPの《古典交響曲》や《交響曲 第7番「青春」》、組曲《3つのオレンジへの恋》の音源である。但しASD番号は発売されず1970年代後期になって始めてSXLP 30437で3曲入りステレオがリリースされた。CLPシリーズ扱いの指揮者であったが、初のステレオ録音に関与した指揮者として記録に残る功績である。演奏は特段地味とはいえず大胆なスタイルでバリバリとオケを鳴らすロシア的な指揮者。「3つのオレンジへの恋」はCLP 1060がモノラル番号である。
マルコの在庫一覧へ

関連カテゴリ