商品コード:1358-011[PHILIPS] E.ヨッフム/ バッハ:ミサ曲ロ短調B.232(全曲)
商品コード: 1358-011
商品詳細:交響曲指揮者として高名な指揮者オイゲン・ヨッフム(1902 - 1987)はドイツ・バイエルン・アウクスブルク近郊の生まれ。1926年地元のミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してデビューし、1932-1934年 ベルリン放送交響楽団首席指揮者、1934-1949年 ハンブルク州立歌劇場音楽総監督と歴任し、1949年ついに地元であるバイエルン放送交響楽団首席指揮者となり、1960年まで務めた。1961年からベルナルト・ハイティンクの補佐役としてアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者(双頭体制)となったが、バイエルン放送交響楽団とはその後も終身指揮者のような体制であった。1977年 ロンドン交響楽団桂冠指揮者として最後を迎えるが、バイエルン放送交響楽団時代とその後にも多くの名演を残した。意外にもバッハの4大宗教作品を録音したことはあまり話題にならない。1957年12月の「ミサ曲ロ短調」から始まり、1972年10月の「クリスマス・オラトリオ」まで長期に亘ったが全てPHILIPSに録音している。1965年11月の「マタイ受難曲」と1967年6月の「ヨハネ受難曲 」の2曲はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団で最初の「ミサ曲ロ短調」と1972年10月の「クリスマス・オラトリオ」がバイエルン放送交響楽団&合唱団である。他にも ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(1970年9月アムステルダム)、 ハイドン:「天地創造」(1966年7月ミュンヘン) と宗教作品の録音がある。ブルックナーの全曲録音で知られるヨッフムだが、本人は「私はバッハ、モーツァルトとベートーヴェンの音楽から始め、今でも一番身近に感じているのはそれらの音楽です」と告白している。古楽器ブームが来ても、ヨッフムはモダン奏法を堅持した。これら演奏の核心を「合唱団が大きいか小さいか、楽器が古いか新しいかは大した問題ではありません。大事なのは生き生きとしてドラマティックであることです。表現は心の問題なのです」。--と語っている。決して目立つ演奏ではなく、古来からの伝統手法を守った演奏となっている。その為かあまり知られてないのが実状。話題性はないがドイツ伝統のスタイルでの演奏は時代の変化に錆びつかない基本が宿っている。いつの時代にもバッハのあるべき姿を提示する演奏である。広大なエアー・ボリュームを持つ会場での録音であると思われる。そこにこだまのように、轟き渡るバッハの音に神秘性を強く感じる。
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