商品コード:1358-014[TELEFUNKEN] N.アーノンクール/ バッハ:マタイ受難曲B.244(全曲)

[ 1358-014 ] Bach - Nikolaus Harnoncourt – Matthäus-Passion


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商品コード: 1358-014

作品名:バッハ:マタイ受難曲B.244(全曲)
演奏者:N.アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス/レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊, ケンブリッジ・キングズ・カレッジcho. ウィーン少年cho.のソリスト(ボーイs) P.エスウッド, J.ボウマン(ct)K.エクヴィルツ, N.ロジャーズ(t)K.リーダーブッシュ, M.v.エグモント, M.ショッパー(bs)
プレス国:ドイツ, Germany
レーベル:TELEFUNKEN
レコード番号:SAWT 9572-5
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×4, 箱入り4枚組, 4 single records in box
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【ドイツでのオリジナル】---黒/金V字内溝Royal Sound Stereo, グルーヴガード厚, 1970年代のスタンパーを用いた1970年頃の製造分
ジャケット:【ドイツでのオリジナル】---外周4面灰クロス紙表ツヤ箱, リブレット付
トピックス:1970年9月ウィーンのカジノ・ツェーゲルニッツ( Casino Zögernitz, Vienna)でのステレオ録音, 録音技師:不明, プロデューサー: Wolf Erichson, 編集/カッティングマスター:Horst Angenendt, 1970年TELDEC »Telefunken-Decca« Schallplatten GmbHによりコピーライト登録・同年TELEFUNKEN:SAWT 9572-5(当装丁)にて初リリース, これは初年度リリース分オリジナル, 近年入荷がなかった, 歴史的古楽器・男声だけの演奏, その後番号を替え1980年頃まで再版が続く, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:古楽器とその奏法を用いた初の「マタイ受難曲」であったと記憶している。1970年TELEFUNKENはDas Alte Werkシリーズの一貫として、本格的古楽器を用いて男声歌手(少年含む)、男声(少年)合唱のみで構成されたバッハ時代に立ち返るべき、出来うる限りオーセンティックな「マタイ受難曲」の録音を計画していた。1970年当時、まだピリオド楽器に対する認知度は低く、楽壇では「海のものとも山のものともわからない」程度の扱いであった時期である。ニコラウス・アーノンクール(1929- 2016)はベルリン生まれでウィーン交響楽団入団の翌年、1953年にはアリス夫人らとともに古楽器オーケストラ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を立ち上げ、古楽器復興に力を注いでいた。TELEFUNKENは僅かながらバッハのカンタータ枠を彼等に与え、1960年代後期からDas Alte Werkシリーズとして協奏曲、カンタータ等を彼等に任せ、古楽器への理解を示し、レーベルとしては先陣を切って取り組んだ。恐らく好感触を得たのだろう。1970年ついにバッハの総本山たる「マタイ受難曲」に彼等の総力を結集して挑むことになった。ソプラノ役はウィーン少年合唱団のメンバー(個人名は伏せられている)、カウンターテナー歌手等を集め、合唱はレーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊、英国から参加のケンブリッジ・キングズ・カレッジcho.と2つの少年合唱団と、総力を上げてこの一大プロジェクトを完成させた。出来栄えはこれまでのモダン楽器による「マタイ受難曲」の常識を根底から変えた。専門家の評価も良かったのは徹底的に拘った結果としての完成度の高さである。そしてバッハの宗教曲は新時代に移行した。アーノンクールの前か後かと言われる時代になったのである。発売当初はあまりにエキセントリック過ぎて大きな拒否反応もあったようだが、今となってはこの分野の古典的名演を超えて原点とも言うべきバイブルとなっている。オーセンティックな少年合唱団を用い、これまでになかったすっきりとしたスタイルを打ち出した。後年多くの古楽器スタイルのマタイが出たが、この録音こそが原点であり、バイブルである点は揺るぎないだろう。LPは幸いにも黒盤の最終期に当たり音質も良い。その後宗教曲演奏でカウンターテナーが引っ張りだこになった。日本でもアニメ映画のテーマ曲になった事実が物語っている。器楽メンバーには若かりし頃の、バルトルド・クイケン、シギスバルト・クイケンの名がある。女性の声が皆無というバッハの受難曲は新鮮な驚きを与えたが、古楽界隈では当然という状況となった。仮に女性の場合でもエマ・カークビーのようなボーイ・ソプラノを連想するような声質の歌手が注目を集める現象が起こった。この「マタイ受難曲」が与えた影響は至る所に及んでいる。

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