商品コード:1357-016[Charlin] E.ヒンライナー/ モーツァルト:ミサ・ソレムニスK.337, 教会ソナタK.336 他
商品コード: 1357-016
商品詳細:モーツァルトの宗教曲において圧倒的な力を持つヒンライナー。まずはヒンライナーで揃え、彼のやっていない曲を他で探すというのが正当。様式は完璧だ。それもそのはず、モーツァルトテウム・カメラータを振っている。録音は'64年Pax-christi教会にてシャルランの手により行われた。録音の少ないオラトリオで特にソプラノのアリアはコロラトゥーラの名人芸が堪能できる名曲。シャルラン録音ならではの音が冴え教会の空気がわかる。A面~B面前半までで「戴冠ミサ」K.337が演奏される。ザルツブルグにある音楽大学であるモーツァルテウムに付属のオーケストラであるザルツブルク・カメラータ・アカデミカ・ドゥ・モーツァルテウム管弦楽団とその合唱団であるザルツブルク・放送合唱団(Choeur De La Radio De Salzbourg)によるスタジオ録音でアンドレ・シャルラン本人による録音と思われる。全6曲からなる「戴冠ミサ」K.337のグロリアとクレドの間で教会ソナタK.336がオルガンを伴って挿入される。これは決してヒンライナーのアイディアではなく、モーツァルトの最後の教会ソナタK.336は「戴冠ミサ」K.337に挿入する目的で作曲され、その場所まで指定されている。ヒンライナーは指定の通りグロリアとクレドの間に教会ソナタK.336を演奏している。構成は2vn /bs /orgのシンプルな4人編成であるが、ここではR.クッペルヴィーザーのオルガンとモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカo.としている。その方が「戴冠ミサ」との連携で違和感が少ない。シャルランが独自のワンポイント式で録音しているだけあって、その自然でスムースな音質にはマイクや機材の存在を忘れるような快適な気分を感じる。DECCAのような作られた音質とは別次元である。その為パンチこそ少ないが、これが本当の生に近い音であることが理解されるだろう。オケも合唱もパウムガルトナーの時代から訓練されおり、モーツァルトの演奏において、完全な信頼をおけるのである。誇張の一切ない自然な合唱作品の美しさを体感できる限られた録音である。尚プロデューサーは相棒のカール・ド・ニが務める。
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