商品コード:1357-040[HMV] J.P.コラール(pf)/ ラヴェル:Pf協奏曲集/Pf協奏曲 ト長調, 左手のためのPf協奏曲
商品コード: 1357-040
商品詳細:ラヴェルのピアノ協奏曲はSP時代からフランス人ピアニストの牙城である。SP期はマツグリット・ロン。モノラル期はペルルミュテール、ジャン・ドワイアン、ブランカールなどがあり、1960年代ではフランソワを筆頭にミケランジェリ、ヴァイエンベルフ、P.サンカン、モニク・アースなど更にバラエティが豊かになる。しかし1960年代までのLPはどれも高額で気やすく購入できる金額ではない。ならば1970年代はどうだろうか。この時期になるとアルゲリッチなどのフランス勢以外の録音が格段に増えてむしろフランス勢の録音は減ってしまう傾向にある。その中にあってジャン=フィリップ・コラール(1948-)は生粋のフランス人ピアニストとして1960年代後期からフランスメジャーレーベルで活躍した一人。パリ音楽院でピエール・サンカンに師事。'69年にロン・ティボー国際コンクールでフォーレ賞、'70年にジョルジュ・シフラ国際コンクール優勝を獲得した俊英である。特にフォーレのソロ作品全集は逸品である。サンソン・フランソワの後継者として誰からも認められるピアニストに成長してきた。Pf協奏曲録音は少ないコラールだがこの録音は彼の良いところがたくさん出ている良い録音。きびきびとした粒だちのクリアーなソロは誰の耳も楽しませることだろう。第2楽章ではけだるい気分も出ている。流石にフランソワよりは全体に健康的な印象だがそれでもフレンチスタイルのラヴェルはこの時期では貴重と言える。あまり存在が知られていない録音でもある。英国盤は特に希少!
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