商品コード:1357-060t[Electrecord] M.フォティーノ(pf) I.ヴォイク(vn) I.M.フォティーノ(vc) / ブラームス:Pfトリオ2番, 2つのラプソディ~第2番
商品コード: 1357-060t
商品詳細:1971年に発売されたルーマニでのモノラル録音。臨時編成の3人によるピアノ・トリオ演奏。イオン・ヴォイク( 1923 - 1997)はルーマニア・ブカレスト生まれのヴァイオリン奏者。4歳からヴァイオリンに興味を持ち、ガラベット・アヴァキアンとヴァシリー・フィリップにヴァイオリンの手ほどきを受けた。14歳の時にブカレスト音楽院へ入学してコンスタンティン・ニクレスクのクラスでヴァイオリンを学び、1940年に卒業した。ルーマニア放送管弦楽団に団員として籍を置いたが、来演したウィレム・メンゲルベルクにソリストとしての才能を見出される。1946年にはルーマニア国内で開かれた音楽コンクールで優勝し、ジョルジェ・エネスクの薫陶を受けることとなった。1954年にはアブラム・ヤンポリスキーの下でさらなる研鑽を積んだが、ヤンポリスキーの没後はダヴィッド・オイストラフに師事している。1957年には帰国し、ルーマニアを中心に演奏活動を展開。1964年にはルーマニアの国務院より人民芸術家の称号を贈られた。1965年にはカーネギー・ホールでアメリカ・デビューを果たしている。1969年にはブカレスト室内管弦楽団を創設して指揮者としても活動し、1973年から10年間にわたってジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を歴任した。東欧圏以外にDECCAにも数点の録音を残す国際派である。これは地元録音の室内楽。ピアノのマリア・フォティーノ(1913-1996)はルーマニア生まれの女性ピアニスト。1933年、フォティーノはウィーン国際ピアノコンクールに出場し、決勝に進出したが、同年のディヌ・リパッティが銀メダルを獲得した。 1934年、彼女はパリ音楽院でサンティアゴ・リエラのクラスに通い、ピアノの勉強を終えた。1950年代からElectrecordに録音を残している。ジョルジュ・エネスク/マリア・フォティーノ/イオン・フォティーノの3人でトリオを組んで、定期的に演奏した。Electrecordに15枚のレコードを録音チェロのイオン・フォティーノ(1908-不明)もルーマニア生まれのチェロ奏者でマリア・フォティーノの兄である。姉のカトリーヌ・フォティーノ・ネグロス(1902 - 1991)もピアニストでパリでコルトーに師事している。ルーマニアではトップクラスのエリートたちにによる室内楽録音である。B面余白の「ラプソディ 2番」はマリア・フォティーノの独奏である。
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