商品コード:1356-045p[MUZA] L.グリヒトワフナ(pf) / ショパン:Pf作品集/スケルツォ1~4番, パガニーニの想い出
商品コード: 1356-045p
商品詳細:1959-1960年にMUZAで録音された一大国家プロジュクトである「ショパン作品全集録音」。複数のポーランド人ピアニストだけで全作品を録音した。これはその中の1枚である。スケルツォを担当したのは、国際的にはほとんど無名の女性ピアニスト、リディア・グリヒトワフナ(1928-)はポーランド・リブニク 生まれのピアニスト。1955年、彼女は第5回ショパン国際ピアノ・コンクールで第7位を獲得。翌1956年旧ソ連のミハイル・ヴォスクレセンスキーと共に第1回ロベルト・シューマンコンクールで第3位を受賞した。マインツのヨハネス・グーテンベルク大学で教授を務めた。彼女はショパンコンクールの第10回、第11回、第13回で審査員を務めた。ミラノ市金メダルを受賞した。2024年10月時点で存命で、96歳現役らしい。2024年の夏にショパンの生家で96歳でコンサートを行ったらしい。ポーランド人女性ピアニストといえばチェルニー・ステファンスカ等が知られるがポーランドには無名の大物が沢山いそうである。グリヒトワフナも国家プロジュクトに参加しただけあり、ステファンスカと並ぶ実力派である。何といっても、ポーランドの伝統的なスタイルを保持するショパンきである。録音こそ少ないが、無視できないポーランドが生んだ宝である。コリコリと音を切った演奏が特徴的で、音は明瞭で澄んでいる。情感も豊かであるが最小限であり楽譜に忠実なタイプと言えそうである。ショパンをロマンチックな対象とはみなさない印象。1960年に発売されたが、「ショパン作品全集録音」の共通デザイン・ジャケットに入るものと、最初期の汎用共通デザイン・ジャケットに入るタイプがあるようである。もし順序があるとすれば当然汎用共通デザイン・ジャケット入りが先と思われる。
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