商品コード:1356-053n[MUZA] R.バクスト(pf) / ベートーヴェン:3大Pfソナタ集/14番「月光」, 8番「悲愴」, 23番「熱情」
商品コード: 1356-053n
商品詳細:リシャルト・バクスト、1926ポーランド生まれ。この人の名を聞いて目を輝かせる人は、相当のピアノ通。ロシア帝国の画家、レオン・バクストの末裔。モスクワ音楽院でイグムノフ、ネイガウスに師事。ジェヴィエツキ(ポーランド・ショパン・コンクールの設立者の一人)にも学ぶ。1949年第4回ショパン・コンクールに入賞。'68年以降は英国に在住。ロシア・ピアニズムとポーランド系のピアニスト。どうりで、この人のピアノは個性的かつ存在感が強い。日本でも、この人の芸術が理解されはじめた。リシャルト・バクスト( 1926 – 1999)はワルシャワでユダヤ系ロシア人の芸術家の家庭で生まれた。ロシア帝国の画家レオン・バクストの後裔に当たる。母親からピアノの手解きを受けた後、ユゼフ・トゥルチンスキとアブラム・ルフェルに師事した。その後はモスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムノフとゲンリフ・ネイガウスに師事し、最後にズビグニェフ・ジェヴィエツキの薫陶を受けた。1949年、第4回ショパン国際ピアノコンクールに6位入賞して欧米各地で演奏を行った。この年の優勝はハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(ポーランド)、ベラ・ダヴィドヴィチ(ソ連)であった。6位入賞は相当に立派である。1968年に渡英。主要な門人にヤヌシュ・オレイニチャクやマレイ・マクラクラン、ロナン・オーラ(ロナン・オホラ)らがいる。1959年MELODIYAに入れたショパン作品集の10":Д 5224の録音もあるが、最初の録音は米国Westminsterに1956年頃入れた2枚のショパン:マズルカ集(XWN 18876/7)と前奏曲集(XWN 18881)であると思われる。最初の録音が西側レーベルとは当初からその実力が知られていたようである。但しバクストはMUZAのSPに数点のショパン録音があり、早い時期からの録音で国際的に知られていたようである。ショパン国際ピアノコンクールでの入賞によるためだろう。MUZAのLPではこのベートーヴェンの3大ソナタが最初の録音と思われる。バクストはポーランドを代表する男性ピアニストといって良いだろう。ロシアンスクール生という点も見逃せないが、ロシア人ではない為か佐藤氏に著書「ロシア・ピアニズム」には記述がない。ショパン国際ピアノ・コンクール6位の実力は流石でパワーとデリカシーが共存した見事な演奏である。ショパン生誕150年の年1960年には来日公演も行った。淡々とした語り口だが幻想的でもあり、第一級のピアニストであるとすぐにわかる。1970年代後期まで録音を残したが多くはない。名人特有の強い打鍵がない、表情で語る演奏!
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