商品コード:1354-048[HM] Musique de tous les temps・トリオ/ フランス・Pfトリオ集/ボイエルデュー, J.F.タプレ
商品コード: 1354-048
商品詳細:ジャンドル/ベー/クリュストのトリオはHMレーベルにハイドンのトリオを何点か入れていた。Harmonia Mundiの最初期の室内楽を担当したチームでMusique de tous les temps・トリオという団体名を持つ。VnとVcの結束は固いようで、2人はERATOではラクロワ(pf)とトリオを組み、BAMではN.リー(pf)に代わる。仏レーベルで特に2人の室内楽は多い。今回ボイエルデューとタプレという珍しい仏バロック作品。初めて聴いてもまったく違和感がない作品。この2人の作曲家の中間にモーツァルトが生まれている。時代的にはモーツァルトに近い作風が展開。リラックスして伸び伸びと奏でられる各楽器が快い。フランソワ=アドリアン・ボイエルデュー( 1775- 1834)は19世紀前半のフランス・オペラ界における重鎮作曲家の一人として活動した。優雅さと軽快さを持ち併せた作風から、かつては「フランスのモーツァルト」と呼ばれた。ただし、実際はベートーヴェンと同世代である。41作のオペラで知られるが、協奏曲や室内楽も残している。Pfトリオ ニ長調Op. 5はオリジナル作品で編曲ではない。3楽章形式で、モーツァルトやハイドンのスタイルも感じられるが、やはりフランス的なるものがあるようである。ジャン・フランソワ・タプレ(1738-1819)はフランスの作曲家、音楽家である。オルガン奏者として活動し、チェンバロまたはオルガン作品を多く作曲した。室内楽も多い。全てOp番号が残されているが、このトリオ・ソナタがOp.30まである曲のどれかは解からなかった。A面のボイエルデューより明るい作品でフレンチ・古典派的要素をタップリ持つ秀作。この3人は1960年代後期にはそれぞれソリストとして多くの録音を残すことになる名手たちである。
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