商品コード:1347-040[DECCA] D.ミトロプーロス指揮/ プロコフィエフ:Ob五重奏曲 他
商品コード: 1347-040
商品詳細:ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960)はギリシャ・アテネ生まれの名指揮者。1936年にはボストン交響楽団を指揮してアメリカ・デビューを飾り、米国の2大レーベルである米コロンビアとRCAに多くの録音を残した。1937年にはオーマンディの後任としてミネアポリス交響楽団(現ミネソタ管弦楽団)の音楽監督に就任し、1949年までの任期中にミネアポリス交響楽団を全米随一の楽団へと高めた功績で知られる。1946年に米国籍を取得している。1949年にはストコフスキーとともにニューヨーク・フィルの「共同指揮者」に就任、1951年からは単独で「音楽監督」となり、1958年まで(最終シーズンはバーンスタインとの「共同指揮者」)その任にあってブルーノ・ワルターとバーンスタインを繋ぐ10年間に個性的かつ巨大な足跡を残した。これはそのニューヨーク・フィル時代の録音と思われる。プロコフィエフは早くから取り上げ、交響曲1番『古典』、『キージェ中尉』、『ロメオとジュリエット』などをSPで録音している。1946年には自身の弾き振りでPf協奏曲第3番ハ長調 Op.26を録音した。LP期に入り1952年にはジノ・フランチェスカッティとVn協奏曲第2番ト短調 Op.63を録音。この録音は3曲とも1950年の録音でミトロプーロスは音楽監督のような監修者として関与した録音である。実際の演奏はニューヨーク・フィルハーモニック奨学金受賞者Ens.という団体で、選考はミトロプーロスが行ったと思われる。プロの卵のような団体と思われる。前半2曲がプロコフィエフの珍しい室内楽曲。五重奏曲Op.39はバレエ作品「空中ブランコ」から編まれた作品。オーボエ五重奏曲としての演奏と思われる。6楽章よりなる。ヘブライの主題による序曲 Op.34 はクラリネット、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、ピアノの六重奏曲。ダヤ民族に伝わる旋律の独特のメロディーの作品。のちにオーケストラ版を編曲している。プロコフィエフらしさが存分に愉しめる。最後はスワンソン:夜の音楽(ナイト・ミュージック)。ハワード・スワンソン(1907-1978)はジョージア州アトランタ生まれの黒人作曲家で、ストコフスキーやミトロプーロスと同時代に活躍していた。クリーブランド音楽院で学び、その後パリでナディア・ブーランジェに師事をした。「夜の音楽」は完全なクラシック作品であり録音は少ない。3曲とも滅多に録音されない珍しい曲だけに当LPの存在感は大きい。米国音源。
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