商品コード:1341-049[DECCA] Z.メータ指揮/ ベートーヴェン:エグモント~序曲, 交響曲7番
商品コード: 1341-049
商品詳細:ズービン・メータ(1936-)はインド生まれの初のメジャー指揮者。1959年ウィーンpo.で指揮デビュー。1962年からロサンゼルス・フィルの音楽監督に就任し、1977年まで務めた。1970年代前期から怒涛の録音をDECCAに行い、1970年代のDECCAにおける看板指揮者となった。この録音で、ロサンゼルス・フィルは世界的に有名になった。クレンペラーも、1933~39年までこのオケの首席指揮者だった。1977年というロサンゼルス・フィル退任も近い時期の録音だが、新時代にふさわしく、ふんわりとしたオケが波のように遠くからやってきて、穏かに肌を撫でてゆく感じは、メータならではの軽さが際立つ演奏。この時代の録音を総括したことになってしまう。メータによるベートーヴェンの交響曲録音。明らかに1960年代までの演奏とは根本的に異なるスタイルである。しかしこの変化は時代の要請でもあり、聴き手の好みの変化の結果であると言わざるを得ない。でなければ、このような新スタイルが長続きするはずがないからである。DECCAが期待の新人として売り出したメータの録音はどれも好評を以って受け入れられた。この録音はメータ初の交響曲録音となった。ロサンゼルス・フィルの音楽監督に就いてから実に12年目のことで、ベートーヴェンの交響曲に対してはかなり慎重に臨んでいたようである。その後、1978年に第5番と第8番を、1980年に第3番をニューヨーク・フィルと録音。LPで発売されたベートーヴェンの交響曲はこの4曲で全てである。2021-2年にフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と初の交響曲全曲録音を行った。言ってみればメータは古いスタイルを覆した先駆者的指揮者と言えるだろう。実際メータは世界的な人気指揮者となり、DECCAに大きな貢献を残した。弊社のお客様がこの変化をどう感じるかは自由である。しかしこの演奏こそ、変化の潮目となる録音であったと考える。今ではこのスタイルさえノスタルジックなものになってしまった。このLPはSXLNの番号が付くが意味は不明。
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