商品コード:1341-061[CALLIOPE] モーリス・ブルゲ管楽八重奏団 / グノー:9つの管楽器のための小交響曲, ダンディ:歌と踊り
商品コード: 1341-061
商品詳細:肩の凝らない1枚。モーリス・ブルゲ率いる管楽八重奏団によるこれらの曲は、他では聴けないだろう。教会での祈りにも似た導入部を経て、軽妙な旋律が駆け巡る小交響曲は、メロディー作家グノーの面目躍如である。片やダンディの作品は、ディヴェルティメントの副題を持つように愉悦に満ちた曲で、管楽アンサンブルの極みと言ってもよい。CALLIOPEの録音は、それぞれの楽器の定位をしっかり保ちつつ、空間に溶け合う音を見事に捉えている。演奏も極上で文句の付けようがない。2曲とも管楽器だけの室内楽でA面グノーの曲は小交響曲との名称があるが9つの管楽器(フルート1、オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2)の管楽合奏のための作品で、1879年にポール・タファネルにより設立された「管楽器室内楽協会」に献呈されている。20世紀における「シンフォニエッタ」や「室内交響曲」の先駆的作品となっている。18世紀後半から19世紀前半にかけて流行した管楽合奏であるハルモニームジークの標準的な編成にフルートを加えたものとなっている。B面ヴァンサン・ダンディ (1851– 1931)の「歌と踊り」(1898年作)もディヴェルティメントの一種であり、7つ(フルート、オーボエ、2クラリネット、2ファゴット、ホルン)の管楽器で演奏される室内楽。実際の歌が入るわけではない。ヴァンサン・ダンディの曲は風景描写的で美しいメロディーで初めて聴いてもフランスの牧歌的な心地好い音楽である。滅多に録音されることがないだけに貴重だろう。このLPのハイライトはB面ダンディではあるまいか?何方もフランス・マイナーレーベルだからこその録音である。モーリス・ブルゲは1939年フランス生まれのオーボエ奏者である。フェルナン・ウーブラドゥに学び、シャルル・ミュンシュが初代指揮者となったパリ管弦楽団で初年度から1979年迄オーボエ奏者として参加、パリ管弦楽団のメンバーで派生団体モーリス・ブルゲ八重奏団を設立した。PHILIPS/Harmonia Mundi/Le Chant Du Monde/ERATO/EMIグループなどに意外な程録音を残している。優れた管楽アンサンブルである。
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