[DGG] E.ムラヴィンスキー指揮/ チャイコフスキー:交響曲5番
商品コード: 1310-052
商品詳細:ステレオ(1960年ロンドンとウィーン)の4~6番が有名。これは1956年、モーツァルト生誕200年記念音楽祭でのウィーン芸術週間での招待を受けての初のレニングラードpo.を伴った欧州ツアーでの録音である。録音はDGGが行ったが勿論MELODIYA=DGGの共同制作となったがMELODIYAでは発売さなかった。ムラヴィンスキーは手兵のレニングラードpo.を率いて、初めて西側に姿を現した。その時の曲がチャイコフスキー:交響曲5/6番(4番はザンデルリング)。モーツァルト生誕200年記念でチャイコフスキー:交響曲を演奏するとはおかしな話だが、運営側とはそれで決着が付いたのだろう。ムラヴィンスキー/レニングラードpo.の生の演奏をウィーンの聴衆が初めて耳にした時であった。その4年後の1960年には2回目の欧州ツアーを行い、ロンドンとウィーンでモノラル/ステレオでやはりのチャイコフスキー:交響曲3曲を録音している。モノラルはステレオに比べ価値がない…というようなコメントを目にしたが、それは音響でしか音楽を理解できない悲しい人。耳をすませば、本物のチャイコはこちらである事は歴然。この録音も非常に音質は良く、1960年のステレオ盤と比較しても全く遜色ないばかりかパワーでは更に上回るレニングラードpo.の本質を聴くことができる。更には価格は1960年のステレオ盤の1/10以下という安価での入手が可能。最近この1956年モノラル録音のCDが15.000円程で販売されているのを目にしたが、オリジナルのLPよりCDが高額で出るという、ねじれ現象は10年前ではあり得ない現象だった。多数の音楽ファンの無知に付け込んだ商売が横行し始めたらしい。オリジナルLPは3300円で購入ができる事実を知っていただきたい。内容は演奏・音質ともに必ず満足いただけるものと信じる。
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