[DGG] W.シュナイダーハン(vn)/ ベートーヴェン:Vnソナタ9番「クロイツェル」
商品コード: 1310-058
商品詳細:シュナイダーハンのベートーヴェンVnソナタ全集は2回。これはW.ケンプとの1952年の初回モノラル全曲録音の一つ。その後1959年5月モノラル/ステレオ録音でC.ゼーマンと2回目の全曲録音を行った。ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915-2002)はウィーン生まれのヴァイオリン奏者。ウィーンso.(1933-37)とウィーンpo.(1938-51)でコンマスを務めた。ウィーンpo.では、W.バリリ(1940-9)、ボスコフスキー(1949-70)らの前任である。シュナイダーハンはウィーン生粋のスタイル。上品で美しいヴィブラートと控え目な表現はステレオ録音より好感が持てる。これぞウィーンの古き良きスタイル。ケンプのベートーヴェンPfソナタ全集のように、一人で2回録音を許されたDGGの巨匠!モノラル録音だが内容は2回目より明らかに上!9番は1曲入りで贅沢なカッティングがされている。DGGが誇る室内楽の傑作録音である。ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915~2002)はウィーン生まれのソリスト。1933年から1937年までウィーン交響楽団のコンサートマスターを務めたが、1937年からは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団にコンサートマスターとなる。1938年にウィーンpo.の第1コンサートマスターに就任した。1949年にソリストとして独立するためにウィーン・フィルを退団。1956年、ルドルフ・バウムガルトナーとともにルツェルン音楽祭弦楽合奏団を創設した。妻はソプラノ歌手、イルムガルト・ゼーフリート。1940年代の全盛期を迎えたシュナイダーハンはSP期に見られる名手たちのような音色が甘美で柔らかく、旋律を歌うスタイルを持っていたがLP期が始まるとヴィブラートを抑えた引き締まった造形に変化してゆく。この録音で見られるのは1950年代に入り、華美な装飾をそぎ落とした精神性に重きを置いたスタイルヘと変化した後の演奏である。かえってピアノのケンプの方がロマンティックな芸風を保っている。この無欲の仏僧の如き捨て身を覚悟したような真に鬼気迫る演奏は聴く程に豊かな精神性を感じるのである。1952年9月にウィーンで全10曲が集中的に録音された。全てバラで18 082LPM(5/6番)/18 083 LPM(1/2番)/18 092 LPM(9番)/18 138 LPM(3/4番)/18 144 (8番+ブラームス)/18 209 LPM(7/10番)の6枚で初リリース。全部揃えばお宝といえる内容!
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