[La Voix De Son Maître] D.ウィルコックス指揮イギリス室内o./キングス・カレッジcho. T.ツィリス・ガラ(s) 他/ ヘンデル:詩篇109「主はわが主に言われた」HWV 232
商品コード: 1309-031
商品詳細:英国録音。この仏パテプレスのステレオは、ASDとは発想の異なるステレオで、どちらかと言うとDECCAに近い。この曲のような教会合唱曲は、ステレオがその効果を見事に発揮し、まるで教会の中で聴いているかのようなホールトーンが味わえる。ケンブリッジのキングスカレッジの合唱団は、ARGOレーベル等でお馴染みの英国きっての合唱団。特にヘンデルを得手としていて、よく練り上げられた合唱が美しく、器楽もすっきりと溶け合っている。優秀録音!デヴィッド・ウィルコックス(1919 - 2015)は英国ウォールコーンのニューキーで生まれ。1957年から1974年まで合唱同団を指揮し、頻繁に放送や録音を行っていた。 ナイン・レッスンズとキャロルの年次礼拝のために彼が書いたデスカントとキャロルのアレンジメントのいくつかは、レジナルド・ジャックおよびジョン・ラッターとともに編集した「合唱のためのキャロル」シリーズの本として出版された。彼はロンドンの王立音楽大学の教授でもあった。1939年にケンブリッジのキングス カレッジのオルガン学者に任命された。1959年から1974年までキングス大学の音楽教師となり、合唱団のオルガニストおよびマスターとして、またキングスカレッジの聖歌隊の少年たちが通う学校であるキングスカレッジスクールの校長を務めた。ケンブリッジフィルハーモニー協会の指揮者、1957年のスリー・クワイアーズ・フェスティバルの首席指揮者、そしてバーミンガム市合唱団の指揮者を務めた。1956年から1974年まで、彼はブラッドフォード祝祭合唱協会の指揮者でもあり、1990年代初頭までキャロルコンサートの客演指揮者を務め続けた。1960年にはロンドンのバッハ合唱団の音楽監督にも就任した。1971年英国政府からナイトの称号を受け、サー・デヴィッド・ウィルコックスとなった。英国における合唱指揮の第一人者である。これはヘンデルがイタリアのローマ滞在中の1707年(当時22歳)に当地のカトリック典礼の晩課(夕べの祈り)のために作曲したとされている作品で「ディクシット・ドミヌス」。ラテン語の詩編109(プロテスタントでは110)篇に曲を付けたものである。他にもへンデルの詩編、シャンドス・アンセム HWV.255、シャンドス・アンセム HWV.250a、HWV.247などヘンデルの合唱作品の録音は多い。ヘンデルのマイナー作品は英国指揮者の独壇場であり、多作家であったヘンデルの珍しい曲はウィルコックスの録音でしか聴けない場合が多いことは確か。よく訓練されたキングス・カレッジ合唱団はドイツの合唱団と同等のクオリティを誇る。特にソプラノのテレサ・ツィリス・ガラのソロは大変美しく、この声だけで購入価値あり。
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