[MELODIYA] D.オイストラフ(vn) L.オボーリン(pf) / ベートーヴェン:Vnソナタ9番「クロイツェル」
商品コード: 1309-055n
商品詳細:D.オイストラフ(vn)L.オボーリン(pf)のベートーヴェンは5/9番のみ1940年代の旧ロシア録音がある。後に1962年パリで新たに全曲録音(モノラル/ステレオ録音)をした。Le Chant du MondeとMELODIYAとの共同制作となった。当然MELODIYAでも発売されており一部を除いて1966年にモノラル:D 010763-72のバラ5枚で、ステレオは1963年にC 0477(1/2番)/C 0479(3/4番)/C 0481(5/6番)/C 0483(7/8番)/C 0485(9番)/C 0487(10番)のばら6枚→1975年頃C10 06363(1/3/8番),C10 06365(2/4/5番),C10 06367(6/9番),C10 06369(7/10番)のバラ計4枚に変更されるという形でバラ発売された。西側ではフランスでLe Chant du Monde、オランダ他でPHILIPSという形をとる西側との共同製作だった。その為オイストラフ/オボーリンはしばしば「外貨稼ぎの出稼ぎ音楽家」と呼ばれる。その甲斐あってか西側ではベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集と言えばこの録音が代表作として必ず登場する。特にステレオではPHILIPSがHi-Fi-Stereoレーベルとしてプレスした為オーディオファイルの高音質LPとしても名高い。メディアが持ち上げることに異を唱える気持ちは毛頭ないが、どうせ聴くなら本家をお薦めしたい。これはMELODIYAの最初のカッティングマスターを使った9番で当初9番と10番は1曲入りでリリースされた。PHILIPSが全5枚全集に対し、MELODIYAは全6枚全集という形をとった。PHILIPSの方が音質が良いとイメージされているが余裕のあるカップリングをしたMELODIYAのステレオ盤の音質もなかなかのものである。1970年代後期に入り9+6番となるので是非1曲入りをお勧めする。1曲で両面使う当盤は極めて珍しく溝の幅が広い!Le Chant du MondeとMELODIYAとの共同制作なので西側、東側夫々のオリジナルが存在する。有名なPHILIPSプレスは何方のオリジナルでもなく、音源供給を受けて製造・販売を行ったサード・パーティという立場となる。但し当時Hi-Fi-STEREO盤などの優秀なプレスがあったため、販売で優位を誇ったに過ぎない。PHILIPSのHi-Fi-STEREO盤は音質もよく優秀なプレスだがオリジナルではない。Le Chant du Mondeが製造に消極的だったので、目立つ結果となったという事である。
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