[CBS] B.ワルター指揮コロンビアso. / 序曲集/ブラームス:大学祝典序曲Op.80, ワーグナー:マイスタージンガー, ベートーヴェン:レオノーレ2番, コリオラン
商品コード: 1305-040
商品詳細:1959年4月のコリオランから翌1960年1月16日の大学祝典序曲までの4曲を1963年頃にまとめた序曲集。4曲とも交響曲の余白などに入り、それぞれの旧番号で発売されていた。1963年になってこれら4曲が集められ「序曲集」として米COLUMBIA:ML 5887/MS 6487という番号でまとまったLPが発売された。これはそのフランス盤。初出は大作の余白に入りおまけ的存在だったが、まとまるとそれなりの大きな存在となる。これもオリジナルの一つと考えてよい。大作のおまけとは言え、さすがワルター/コロンビアo.のステレオ録音は良い。プレスが少なかったようで意外にレア!コロンビアso.という共通項で一体感もある!序曲集として日の目を見たLPともいえる,厳密にはオリジナル発売ではないがこのような企画盤はどのレーベルでも普通に製作している。それはLPという再生時間がある範囲に収まらないと発売出来ないというLPの性質に起因する事柄である。メジャー曲の余白に収まった短い序曲はおまけという運命を逃れられない、しかしおまけも集まれば力を持ち、それらで1枚の別のLPができるという理論はレコード会社にとっても聴き手にとっても更にはおまけ扱いだった作品の為にも良いことに違いない。このLPをオリジナルではないと批判できる方がいるとは思えないのである。フランスでは翌1964年頃この形でリリースされた。尚「レオノーレ」序曲2番は元々歌劇「フィデリオ」のために作曲されたが、現在歌劇「フィデリオ」の序曲として使用されているのは『フィデリオ』序曲であり、歌劇「レオーノーレ/フィデリオ」のために作曲された残りの3曲の『レオノーレ』序曲第2番、『レオノーレ』序曲第3番、『レオノーレ』序曲第1番は歌劇では使われないものの、演奏会用序曲としてコンサートの最初の曲として演奏されることが多い。その為、曲名には作曲の経緯から演奏会用序曲としていない。一方序曲「コリオラン」Op.62は歌劇とは関係がない、純粋な演奏会用序曲として作曲されていた為、奏会用序曲「コリオラン」Op.62と表記を変えている。
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