商品詳細：既録音企画盤。タイトルは「百人と一人の完全主義者」。100人とは、多数の凡庸な指揮者を指す。セルが1970年に亡くなっているので、追悼盤だろうか? 1946年ラインスドルフの後任として、クリーヴランドo.常任指揮者となってから程なくこのオケを全米ビック・ファイブと呼ばれる一流のオケに仕上げた。タイトルの完全主義者とは、そのあまりに徹底した精密な完成度と感情を排して透明感のある高い演奏を評して言われる。1970年4月のドヴォルザーク8番が最後となった。ドイツだけの発売と思われる。米国、フランスなどには存在しない。SSで始まるドイツCBS盤はレーベルの3時とジャケット12時にの目立つロゴがあり、通常のS ***シリーズより高音質盤として発売された。実際ダイナミックレンジの高い帯域とメリハリの効いたクリアーな音質で確かに一味異なるステレオ・オーディオファイルプレスとなっている。発売された1960年代後期からのオーディオファイルを意識したシリーズとなっている。内容はG.セル指揮クリーヴランドo.の既音源から切り出した部分をA面5曲、B面4曲でカップリングした管弦楽曲集。このシリーズはクラシック以外のジャンルにも適応され1966年頃にスタートし1970年代初めまでに60タイトル以上が制作された。クラシックでは米COLUMBIA音源に限られ、セルの他バーンスタイン、オーマンディなどが制作された。繰り返すがドイツCBSでのみ企画制作されたステレオ・オーディオファイルプレスである。目印はSSで始まる番号とのロゴである。

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