[MELODIYA] D.オイストラフ(vn) K.コンドラシン指揮ソビエト国立so. / モーツァルト:Vn協奏曲7番K.271a
商品コード: 1299-004
商品詳細:1947年の録音。同年に同じくコンドラシンと5番K.219も録音していた。その後も録音はあるが、これが最初。なかなかメロディア・オリジナル初期プレスでお目にかかる事は少ない。状態の良い古いプレスがない事と、メロディア盤の入手ルートは限られてくるからだ。1953年というと、メロディアの音質もバラバラ、しかしこれは非常に音が良い。オケが驚くほど元気が良い。ソロもきびきびと軽快、よく鳴っている。オイストラフのモーツァルトの中ではベストかも知れない。1940年代録音とは信じ難い、はっきりした音で録音されている!ヴァイオリン協奏曲第7番は現在では新モーツァルト全集において疑作扱いされている楽曲である。『コルプ』(Kolb)の愛称で呼ばれることもある。モーツァルト作ではないか、少なくとも他人による加筆があることは間違いないとされる。モーツァルト作品の真贋鑑定の権威だったフックスも、「ザルツブルクにて自筆譜で発見されるであろうか? とりわけ真性はこれから明らかになるであろう」と判断を保留している(フックスが元にした楽譜は現在も不明)。野口秀夫(神戸モーツァルト研究会)は、本曲の主題の、他のモーツァルト作品との類似点を指摘しつつ、モーツァルト作曲のオリジナル版を19世紀のヴァイオリン奏法に精通した人が勝手に編曲した版である、と推測している。かつては疑いを持たれることもなく演奏されていたため、SP期から録音があり、1950年代~1960年代に録音が多い。これらは主にフックス版(1907年)を用いている(カントロフのみソゼー版を使用)。オイストラフもフックス版(1907年)と思われる。とにかく元気の良いソロが楽しめる。
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