[Disques Pyral] M.C.トゥヴニー(vn) E.ビゴー指揮コンセール・ラムルーo. / カバレフスキー:Vn協奏曲 ハ長調Op.84
商品コード: 1299-006
商品詳細:マリー・クロード・トゥヴニー(Marie-Claude Theuveny)は1931年フランス生まれの女性ヴァイオリン奏者。2012年に亡くなった。5歳の時からカルメン・フォルテ(パリ音楽院の元生徒)の下でヴァイオリンを弾き始め、戦時中はグルノーブルでエマニュエル・クリヴィーンの教師であるルイーズ・メルシエのもとで見習いを続けた。戦争の終わりにパリに戻った彼女は、パリ音楽院に入学し、オルタンス・ド・サンピニーの援助を受けてルネ・ベネデッティのクラスで学び、1947年にヴァイオリンで第1位を獲得した。翌年のジュネーブ国際コンクールで優勝した。その後、7年間ジョルジュ・エネスクの下で技術を磨き、エネスク指揮ラムルーo.と協奏曲を演奏(1952年2月27日、シャンゼリゼ劇場)。専門紙はその後、彼の解釈を「知的で、思慮深く、冷静で、精神に一貫性があり、自制心が染み込んでおり、率直に言って稀有な美しさを持つ」と強調した。1953年のこの頃、彼女は弟のフランク・トゥヴニーとともにドビュッシーのVnソナタを弾いている( Ducretet Thomson: LLA 1033・8インチ)。モロッコでのツアー中に、彼女は作曲家兼ピアニストのピエール・プティ(1922-2000)と出会い結婚した。1969年からパリ音楽院でミシェル・オークレールの助手を務め、1995年~1998年までこのクラスの教師に任命され、また1980年~1998年までサンクトペテルブルクのCNRでも教鞭を執った。1995年から約10年間、スコラ・カントルムに在籍し、1999年からはエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執った。なんといってもトゥヴニーの最大の録音は1953年のドビュッシー:Vnソナタであるがこれは殆ど幻のような8インチLPである。A面にはアンドレ・レヴィのドビュッシー:Vcソナタが入る超高額盤。 これでヴァイオリン奏者トゥヴニーがどのような存在か理解されるだろう。アンドレ・レヴィのの片面に録音を残したヴァイオリン奏者である。以降1970年代Erato:STU 20174にフレッド・バーロウのソナタ集の録音。また1983年ARION:ARN 60356で、ジョルジュ・バルボトゥ(ホルン)とジュヌヴィエーヴ・ジョイ(ピアノ)を迎えたブラームス・トリオの録音がある。年代は不明だが仏PIZZICATO:PC 1001のVn作品集がある。2012 年 7 月 23 日にパリで 81 歳で亡くなった。正式にはマリー・クロード・トゥヴニー・プティである。このカバレフスキー:Vn協奏曲Op.84は恐らく商用録音ではないと思われる。1964年録音だが発売はなく、ラジオ放送用の放送録音だった可能性が高い。その為これはアセテート盤である。当時放送局はアセテートをかけて放送に流していた。プレスは多くても数枚しかないはずである。アセテート盤はLP程の耐用がないが軽針圧なら数10回程度は問題なく再生可能。音はすこぶる新鮮で鮮烈。コレクターズ・アイテムといえる非LP録音。
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