[VÉGA] パルナンQt. / ソーゲ:弦楽四重奏曲2番
商品コード: 1296-002
商品詳細:パルナンQt.は、現代作品も得意としており、フランス現代曲の紹介に最も貢献した団体だろう。ソーゲは1901~89年仏生れ。E.サティに学んだ作曲家。仏レーベルにはソーゲの録音が多い。作曲者自らが芸術監督として、この録音に参加している。もちろん初めて聴く曲ではあるが、演奏する団体次第で、このような曲は、聴ける曲かそうでないかがはっきりする。さすがにパルナンQt.の演奏は美しく、彼らの豊かな音色と美的表現のみで、快く芸術的時間を過ごすことになる。アンリ・ソーゲ( 1901- 1989)はフランス・ボルドー生まれの近代作曲家。1919年から1920年までモントーバンに勤め、この時に《オーヴェルニュの歌》の収集者として知られるジョゼフ・カントルーブと親交を結んだ。ボルドーに戻って、ルイ・エミエやジャン=マルセル・リゾットと「三人組」(Groupe des Trois)を結成し、1920年12月12日に最初の演奏会を行う。この演奏会では、「フランス六人組」の作品に始まり、エリック・サティの作品に続いて、「三人組」自身の作品が演奏された。ソーゲは自作の《黒人の踊り》(Danse nègre)と《ピアノのためのパストラル》(Pastorale pour piano)を演奏した。1923年にアンリ・ポール=プレイエルやロジェ・デゾルミエール、マクシム・ジャコブらとともに「アルクイユ楽派」(Ecole d'Arcueil)を結成し、エリック・サティに支持されて、1923年10月25日に最初の演奏会をシャンゼリゼ劇場で行う。バレエ音楽、映画音楽の作曲でも知られる。ソーゲは弦楽四重奏曲を3つ書いている。ここでは1948年に書かれた第2番を収録。パルナンQt.は1942年結成のフランスを代表する団体の一つ。SP期から録音があり、LPでは1951年ラヴェルの弦楽四重奏曲から始まる歴史を持つ。この録音は1958年頃らしい。この録音にはACCディスク大賞が贈られた。パルナンQt.にはデルヴァンクール、ルーセル、イベール、バルトークなどの近代作品の録音が多い。ソーゲ:弦楽四重奏曲2番はフランス近代作品としてはかなり聴きやすい曲で初めて聴くならパルナンQt.以上の演奏はないと思われる。ロマン派では圧倒的な造形美を誇るパルナンQt.。近代作品に対しても絶対的な信頼がおける団体である。
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