[DECCA] Z.メータ指揮イスラエルpo. / ドヴォルザーク:交響曲7番Op.70
商品コード: 1296-027
商品詳細:'68年イスラエルpo.の英国ツアー録音。このオケはクリップス等が使いSXLに録音が多い。またメータの初期(大デッカ時代)の録音もある。ドヴォルザークは全曲入れていないようだ。ドヴォルザークと言えばケルテスが有名だが、メータはケルテスとはまったく異なる解釈で、スラブ色をあまり強調せず、都会的なセンスで仕上げている。土の香りを感じさせない演奏。7番はドヴォルザークがロンドンpo.の会員となり、ロンドンで書き上げた作品。そのあたりのシンクロを感じる。ズービン・メータ( 1936-)はインド・ボンベイ出身の指揮者。1954年にウィーン国立音楽大学に留学し、指揮法の名教師として名高いハンス・スワロフスキーに指揮を学ぶ。1956年の夏にはクラウディオ・アバド、ダニエル・バレンボイムとともにカルロ・ゼッキの指揮のクラスに参加した。以来アバド、バレンボイムとは長きにわたる友人となった。1958年にリヴァプール国際指揮者コンクールで優勝し、1959年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してデビューし、大成功を収める。1962年頃EMI系に録音を開始、1965年頃からDECCAの専属となり、1979年頃までDECCAにおける看板指揮者の任を全うした。1980年頃からCBSに移籍したがDECCAには相当数の録音を残している。人間的にも優れた人物として皆から敬愛されている指揮者である。1968年録音のドヴォルザーク:交響曲7番は初期DECCA録音でケルテス/ロンドン以来の録音。オケがイスラエルpo.という事もあり、ケルテスとはまた違った印象。これはこれで満足の行くDECCAらしい録音である。メータは1970年代中期頃からパンチに欠ける録音も出てくるがこれはエネルギ―の強い良い演奏である。度々来日しており存命の指揮者の中で現代の巨匠と言われる。2008年第20回高松宮殿下記念世界文化賞の音楽部門を受賞した。
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