[RCA] I.パンボクジャン(pf) / バッハ:イタリア協奏曲B.971, コラールB.639, 主よ、人の望みの喜びよ, ヘンデル:組曲7番, シャコンヌ, メヌエットとアレグロ
商品コード: 1294-012pb
商品詳細:知られざる名盤とはこの事! 仏RCAのみの発売か?1966年頃。ジャケ裏の写真で見るとかなり美形の女性。バッハ3曲、ヘンデル3曲の珍しい一枚。この語り尽くされた感のあるイタリア協奏曲一つとっても、何と温かみを感じる演奏だろう。それにしても、女性の弾くバッハの鍵盤曲は何故か心温まるものがあり、癒される。女性がその本来持ち合わせている優しさが、バッハの普遍性と相まって、バランスの取れたメッセージになるからなのだろうか?超珍品!! イレーヌ・パンボクジャンはその名前からグルジア系のロシア人かもしれない。フランス生まれらしい。南仏トゥーロン音楽院で学びパリに進学。1960年イタリアで開かれたヴィオッティ国内コンクールで入賞。スペインのマリア・カナルス国際コンクールでも入賞している。1963年頃から活動を開始したらしい。これが彼女のデビュー録音の可能性は高い。1970年代に入りHMの青少年のための器楽別の練習用LPのピアノ編のVol.1とVol.2を担当している。HMのLPも印象に残る良い録音だったが、このRCA盤を見て瞬時に同じピアニストであると結び付かなかった。もしこのRCA録音がデビュー録音としたら大変な才能の持ち主である。よく聴けば技巧の点で難を感じる部分はあるものの表現者として素晴らしいものを持っている。技巧的には平易だが表現の難しいコラールを聴けばよく理解されよう。1975年頃HMでチェロのR.ピドゥーとベートーヴェンのチェロソナタ全集も録音している。不思議と心惹かれる音楽を紡ぎ出すことができる限られた感性の持ち主。
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