商品コード: 1287-021n
[ARTONE] H.ヘンケマンス(pf) A.リュウ指揮アムステルダム室内o. / モーツァルト:Pf協奏曲6番K.238, 12番K.414
商品コード: 1287-021n
商品詳細:1956年モーツァルト・ジュビリーに4枚のモーツァルトPf協を残すPhilipsの代表的ピアニスト、ハンス・ヘンケマンス。これは後年オランダのマイナーレーベルARTONEへの録音。'60年代後半と思われる。少なくともここで3枚のモーツァルトを入れた。はっきり言ってこちらの録音の方がピアノに関しては内容が良い。リュウの指揮はすっきりしていて好感を持つがヘンケマンスのソロは'50年代の演奏が嘘のようなノリの良さと音色の美しさで、これぞモーツァルトのPf協奏曲。レア!ハンス・ヘンケマンス(1913- 1995)はオランダ、デン・ハーグ出身。1931年からユトレヒト大学で精神医学を学ぶ一方、1933年から1938年までウィレム・ペイペルに音楽を師事した。1945年12月にアムステルダムのコンセルトヘボウでピアニストとしてデビューした。それから20年近くの間に59回のコンセルトヘボウでのソロ・コンサートをはじめとして国内外で活動し、ラジオ放送でモーツァルトのピアノ協奏曲全23曲を演奏した。またクロード・ドビュッシーのピアノ曲全ての録音も行った。その他にベートーヴェンとモーリス・ラヴェルもレパートリーとしていた。しかし1969年にピアニストを引退し、精神医学に専念して芸術家の創造のプロセスを研究したが、作曲は継続した。PHILIPSで初のドビュッシーピアノ作品全集を録音した。PHILIPSではその後ヴェルナー・ハースが続いた。フランス人ではないがフランス的な気分はよく出ていて技巧的な問題は全くない。むしろ非常によく指が回り1960年代のフランス作品を得意としたピアニストよりもよほど上手い。丁寧に弾くというよりギーゼキングのような端折りを使い全体の流れを重視する。モーツァルト弾きとしてPHILIPS及びARTONEの録音を残している。
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