[Disques A Charlin] A.ゼッダ指揮ミラノ・アンジェリクム室内o.B.サルヴィ, R.ペッツァーニ(vn) R.カルアーナ(vc) A.エスポージト(org)/ ヴィヴァルディ:合奏協奏曲「調和の霊感」Op.3~8,11番, バッハ:Org協奏曲2番B.593, 5番B.596

[ 1279-044 ] Vivaldi - Bach – Deux Concertos Grossos De L'Estro Armonico / Leur Transposition Pour Orgue

通常価格:¥ 8,800 税込

¥ 8,800 税込      



商品コード: 1279-044

作品名:ヴィヴァルディ:合奏協奏曲「調和の霊感」Op.3~第8番 RV 522(2つのヴァイオリン協奏曲イ短調), ~第11番 RV 565(2つのヴァイオリンとチェロ協奏曲ニ短調) | バッハ:Org協奏曲2番イ短調 B.593(原曲・2つのヴァイオリン協奏曲イ短調 RV522 ), Org協奏曲5番ハ短調 B.596(原曲・2つのヴァイオリンとチェロ協奏曲ニ短調 RV565 )
演奏者:A.ゼッダ指揮ミラノ・アンジェリクム室内o.B.サルヴィ, R.ペッツァーニ(vn)R.カルアーナ(vc)--(ヴィヴァルディ) A.エスポージト(org)--(バッハ)
プレス国:フランス, France
レーベル:Disques A Charlin
レコード番号:SLC 24
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---白/アズキ , 9時にSTÉRÉO compatible, 6時にEn Coproduction avec "Angelicum Dischi" Milano, 3時にMade in France(ラウンド), グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:SLC 24, (P)なし, Rights Society:記載なし, Price Code:なし, スタンパー/マトリクス:SLC 24 A2/SLC 24 B (ラウンド小文字スタンパー・Disques A Charlin/Pathéタイプ), Disques A Charlin製造を示すSLC**で始まりレコード番号を含む専用マトリクスを使用, 補助マトリクス:ラウンドMスタンパー・M6 246977/M6 246280, 再補助マトリクス:ラウンド・パテキュラー(Patéculaire)・YPARTX 57115 2/YPARTX 57116, ラウンドタイプ3種併存のPathéプレス, 1960年代のスタンパーを用いた1968年頃の製造分, 旧字体ロゴレーベル存在せず, これより古いレーベル存在せず, 最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在せず, フランスにモノラル存在せず(イタリアにはある), RIAAカーヴである, ANGELICUM=Disques A Charlin共同制作音源のDisques A Charlin制作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou, オリジナル, original
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---折返茶系共通デザイン紙ペラ, Sélection Des Meilleurs Enregistrements Charlin, Co-produced with Angelicum Dischi, de Milan, スポンジ付き, 表記されたジャケット番号:SLC-24, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・白紙背景), (P)(C)なし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:A Charlin Disques, 印刷:記載なし・フランス製, 供給:Festival, これより古いタイプ存在せず, 折返赤系共通デザインタイプ存在しないと思われる, 折返・スポンジ付きの最初期分と思われる, オリジナル, original
トピックス:1966年イタリア・ミラノ・ANGELICUM Studio・でのモノラル/ステレオ録音, 伊ANGELICUM=Disques A Charlinの共同制作, 録音技師:Thomas Gallia, プロデューサー:André Charlin, イタリアでの発売は不明, フランスでは1968年頃Disques A Charlin:SLC 24(当装丁)にて初リリースと思われる, 折返赤系共通デザインジャケットは存在しないと思われれるが100%ではない, しかし当ジャッケットは折返・スポンジ付きで初期であることは間違いない, ヴィヴァルディ=バッハ:第2集となる, 第1集は前出のSLC 2, ここではシャルランは録音技師ではなくプロデューサーとして関与している, Thomas Galliaはその後HMの専属録音技師となる, ヴィヴァルディ=バッハ:第2集の入荷は非常に少ない, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★, Disques A Charlinでスポンジ付きだった初期プレスは端(グルーヴガード上)に糊が付着していることが多いが溝まで進入していることはまずない・糊付着は初期プレスの証拠でもある・アルコールを使用しないと除去できないので当社ではあまりアルコール除去を行っていない点をご了承いただきたい

商品詳細:シャルラン・レーベル初期の録音で、この頃はシャルラン自身の手で収録している。ヴィヴァルディの原曲をどのようにバッハが編曲し、自分の曲として、昇華していったかが体験できる優れた企画盤。ヴィヴァルディの合奏協奏曲2曲が、それぞれB面でオルガンソロの曲になり、まったく異なる顔を見せる。これが「バッハの時代を集積した」という業績が語れる所以だ。その鮮やかな手の内を高音質で体験出来る。同じ曲が全く姿を変える瞬間に立ち会える。有名なSLC 2がVol.1とすればこちらはVol.2といえる。SLC 24であるVol.2はSLC 2と比較しプレスも少なく、知られているとは言えないが、シャルランはこの企画が相当気に入っていたと言える。ヴィヴァルディ:調和の霊感Op.3は12曲からなる協奏曲集で合奏協奏曲と似ている。この協奏曲集はヴィヴァルディの様々な意図がある。例えば、曲の配列においても、長調→短調→長調……となるような工夫がなされている。ただし、長調でこの曲集を完結させるという意図があり、第10・11・12番は短調→短調→長調となっている。独奏楽器はヴァイオリン4本のもの、ヴァイオリン2本のもの、ヴァイオリン独奏のものがそれぞれ4曲ずつある。チェロは独奏に加わることもあるが、多くは通奏低音と同じ旋律を演奏する。同一のソロ楽器のための協奏曲集ではない。コレッリのもののように独奏楽器はトリオ・ソナタの形式をしていないのが特徴である。1711年にアムステルダムのエティエンヌ・ロジェより出版された。 収録曲を見ていこう、A面1曲はヴィヴァルディ:調和の霊感Op.3~第8曲・2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調である。 J.S.バッハはこれを「オルガン協奏曲第2番イ短調 BWV 593」に編曲した。このLPではB面1曲目にA.エスポージトのオルガンソロで演奏されている。A面2曲目は調和の霊感Op.3~第11番・2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調。J.S.バッハはこれを「オルガン協奏曲第5番ニ短調 BWV596」に編曲した。第4楽章はシチリアーナ。J.S.バッハはこれにほとんど手を加えていない。第3楽章のフーガ(フガート)はバッハに似た雰囲気を持つ。このLPではB面2曲目に同じくA.エスポージトのオルガンソロで演奏されている。A面の2曲がB面の2曲にそれぞれ対応したビフォー/アフターになっている。シャルランはこのバッハが他人の曲を編曲してオルガン・ソロの為の協奏曲としたものに余程の興味を持ったのだろう。因みにバッハの同様のソロ楽器の為の協奏曲はチェンバロ・ソロ用が16曲、オルガン・ソロ用が5曲、4チェンバロ+管弦合奏用が1曲と全部で22曲も存在する。オルガン・ソロ用は1曲BWV595 のみがヨハン・エルンスト(1696-1715) 原曲で、残り5曲はヴィヴァルディ原曲である。恐らく全てイタリア作品である。当時バッハが最先端の協奏曲形式とイタリア音楽を深く学び吸収することになった。これらは全て1720年以前に出版されている。バッハは1720年から完全に自前の協奏曲の作曲を始める(ブランデンブルク協奏曲を除く)。1720年ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV 1041 を作曲、以降傑作が次々に生み出された。バッハのような大作曲家でさえ、最初は他人の曲の編曲で腕慣らしを行った事実が興味深いのである。シャルランもきっとそれを言いたかったに違いない。

エスポージトの在庫一覧へ




【特設ページへ移動】







SACD特設ページ





・公式ブログ(下の画像をクリック!)


・公式Facebook(下の画像をクリック!)