[Ducretet Thomson] D.ワイエンベルフ(pf) / ジョリヴェ:Pfソナタ1番(1945)「ベラ・バルトークを偲んで」, Pfソナタ2番(1957)
商品コード: 1189-032p
商品詳細:Ducretet Thomsonでピアノ録音を最も行ったピアニストである。オランダにルーツを持つフランス人らしい。1949年のロン=ティボー国際コンクールで第2位を獲得している。スコダ、バルビゼらを抑えての2位で1位はチッコリーニだった。ワイエンベルフは特定の作曲家のスペシャリストではなく、様々な作品を手掛ける幅の広いレパートリーの持ち主だった。ガーシュウィンのラプソデイー・イン・ブルーまで録音している(名演)。ダニエル・ワイエンベルフ(1929-2019)はパリ生まれだがオランダ人の父とロシア人の母を持つオランダ/フランス国籍のピアニスト。ダッチ(オランダ語)ではワイエンベルハまたはワイエンベルフと発音。ワイエンベルクはドイツ読みでドイツとは関わりがない。当社ではワイエンベルフで以前より統一している。殆どの記載がワイエンベルクとしているが間違いである。1985年からロッテルダム音楽院のピアノ教授として後進の育成に務めた。これはフランス近代作品。他と比較が難しい曲の場合、音質や全体から滲み出てくる空気感というものが大切。ジョリヴェは、メシアン、ルシュール、ボードリエらと「若きフランス」を結成。現代音楽に人間性と民族性を回復する方向を目指した。ピアノ・ソナタは全2曲で、1番はB.バルトークに献呈。1945、57年の作。親しみやすい曲調で、ドビュッシー、ラヴェルが聴ける人なら大丈夫。音も良く、ピアノの音の洪水にはまってみるのも悪くない。
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