[Centre Culturel De Valprivas] アルカナQt. A.メアエ(va/弦楽五重奏曲) / M.ハイドン:弦楽四重奏曲 ト短調MH 311, P 120 他
商品コード: 1179-039
商品詳細:アルカナQt.は1975年パリ音楽院・モーリス・クルー教授の下で結成された弦楽四重奏団。第1Vn:ドミニク・バービェル、第2Vn:フーベル・シャシュロー、Va:セルジ・スーフラン、Vc:ミシェル・ブーレ。1976年ローマに於けるカルロ・ジャッキーノ賞で2位を受賞。フランス文化省、ORTFなどが援助金を出し20世紀フランス音楽の普及に貢献している。特にミヨーの弦楽四重奏曲の17曲中の8曲を録音している(アテキーヌ室内楽協会Qt.と共作)。Cyberiaレーベルから出ている。他に目立った録音はないが1977年頃Centre Culturel De Valprivasレーベルに録音があったとは意外である。このレーベは目立たないが実力のある音楽家を探すことに長けていて、パリではない地方の古城ヴァルプリヴァを本拠地として良い内容で高音質なLP製作で人気を博すマイナーレーベル。アンドレ・シャルランの人脈を生かした専門家たちによって運営されている。これは殆ど録音されることがないヨーゼフ・ハイドンの5歳下の弟、ミヒャエル・ハイドン(1737-1800)の作品を収録した珍しいLP。40曲以上の交響曲を残し多くの室内楽を書いている。弦楽四重奏曲は少なくとも14曲。弦楽五重奏曲は5曲ある。そこから彼らがチョイスした2曲+αが収録されている。ヨーゼフ・ハイドンの弦楽四重奏曲は有名で録音は多い。ミヒャエル・ハイドンはモーツァルトより19歳年長で9年長生きした。モーツァルトはヨーゼフ・ハイドンを先生のように感じていたが、ミヒャエル・ハイドンとは互いの曲を編曲するなど友人のような親交を持った。モーツァルトに多少なり影響を与えたことは間違いないだろう。アルカナQt.は流石にパリ音楽院の卒業生だけあり、ごつごつした硬直なところは全くなく滑らかでしなやかな音楽性を持った団体。ヨーゼフ・ハイドンより若いミヒャエル・ハイドンを紹介するには打ってつけの団体だろう。アンドレ・シャルランに学んだと思われる録音技師や友人であるカール・ド・ニらの製作陣でCCVらしい内容の濃いLPに仕上がっている。初入荷の希少タイトル!
アルカナQtの在庫一覧へ