[RCA] ジュリアードQt. / モーツァルト:SQ14番K.387, 19番「不協和音」K.465
商品コード: 1177-005
商品詳細:1946年ニューヨーク・ジュリアード音楽院の教授たちで結成されたジュリアード弦楽四重奏団は米国が生んだ代表的な団体であり名声も大きい。第1Vn:ロバート・マン、第2Vn:ロバート・コッフ、Va:ラファエル・ヒリヤー、Vc:アーサー・ヴィノグラードが初代メンバーで1955年まで最初のメンバーで活動し米COLUMBIAへのモノラル録音がある。1955年にチェロがクラウス・アダムに変わった時期。この録音がその時期に該当する。EPICとRCAに録音がある。モーツァルトは1956年頃初代メンバーで20/21番を米COLUMBIAにモノラル録音しており、当14/19番はモーツァルトの2作目となる単独モノラル録音である。有名なハイドンセット6曲は1962年のEPICへのモノラル/ステレオ録音で、メンバーの第2Vnがイシドール・コーエンに交代したロバート・マン/イシドール・コーエン/ラファエル・ヒリヤー/クラウス・アダムの4人で、1958-1966年までの黄金期を作ったメンバーである。従って1957年のRCA録音である当14/19番はその後のハイドンセット6曲EPIC録音とは印象が大きく異なる。何方かといえばジュリアードQt.の代名詞でもある明晰な技巧を全面に出したスタイルではなく、より古典的で情感豊かなタイプである。その点でハイドンセット6曲をお持ちの方にこそ面白味のある録音と言える。メンバーと時期の違いで音楽は大きく変化する事を実感していただけるだろう。なお米国RCA:LM 2167でリリースされた当録音は流石に音質の点で厳しいものがあった。しかし当フランス盤で改め聴いてみれば、音質で決められない音楽性がよりはっきりと理解されるだろう。
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