[Harmonia Mundi] E.メルクス(vn) P.バドゥラ・スコダ(hf) / モーツァルト:Vnソナタ35番K.379, 40番K.454, 「羊飼セリメーヌ」の主題による12の変奏曲K.359
商品コード: 1175-013
商品詳細:この録音はフランスではMEDICO-SILLONSコレクション(医療従事者向けに作られた)。エドゥアルト・メルクス( 1928-)のデビュー録音ではないかと思われる。---Wikipedia---メルクスはオーストリア、バーデン・バイ・ウィーン生まれ。アドルフ・シベール、ヤロ・シュミートの各氏に師事した後、ウィーン音楽院で1943年よりエルンスト・モラヴェッツにヴァイオリン、ヨーゼフ・メルティンに音楽学を学んだ。また、1951年よりウィーン大学でオットー・シェンクに音楽学の教えを受けている。音楽院在学中の1949年から1951年までニコラウス・アーノンクールらとウィーン・ガンバ四重奏団、1952年から翌年までカール・シャイト、メルティン、グスタフ・レオンハルトらとスコラ・アンティクワ・ウィーンを結成して古楽器演奏の経験を積んだ。音楽院卒業後は短期間ながら、パリでファーミン・トゥシェの薫陶を受け、1955年にチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の団員としてスイスに一時的に移住し、ペーター・リバール、アウグスト・ヴェンツィンガー、エドゥアルト・ミュラーらと共演した。1958年にウィーンに戻り、母校のウィーン音楽院で教鞭を執りながら、レネー・クレメンチッチらとアンサンブルを作って演奏活動を継続した。1965年にカペラ・アカデミカ・ウィーンを結成し、その指揮者として多くの録音を手掛ける。---Wikipedia--- メルクスといえば1970年代Archiv ProduktionやSCHWANNで名前を見ることが多いと思われる。1960年代の録音は多くはないが、この後PHILIPSでK.レーデル(fl)指揮ミュンヘン・プロアルテo.とテレマンの録音や仏VALOISでハイドンのピアノ・トリオの録音があった。活躍のメインは1970年代だが既に1962年から録音があったのである。当初から古楽器奏法であったようである。アーノンクールやレオンハルトらと活動を共にしてきたことが要因と思われる。1962年の時点でここまでしっかりとした古楽器奏法によるモーツァルトのVnソナタ録音は他にないと思われる。この録音で彼のピリオドスタイルが認められ、その後に繋がっていったような気がする。エキセントリックではなく、シンプルに古楽器の特長を出した良い演奏だと思われる。
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