[TEPPAZ] J.B.マリ指揮パリ音楽院o. L.ラスキーヌ(hp)/ピエルネ:付随音楽「ラムンチョ」~序曲, Hp小協奏曲 他
商品コード: 1046-042
商品詳細:パリではなくリヨンに本拠を置くレーベルTEPPAZ。大半のジャケットが同じ配置のデザインでクロス紙の表紙を使っているのですぐにわかる。これはフランスの作曲家、ガブリエル・ピエルネ(1863-1937)の作品集。Festivalとあるので1963年の生誕100周年祭の録音と思われる。師であるジュール・マスネに似た甘美なロマン派的作風で知られる。現在では、代表作であるバレエ音楽『シダリーズと牧羊神』から「小牧神の入場」や、『鉛の兵隊の行進曲』など一部の曲が主として子供向けの音楽として知られるにとどまっている。1880年パリ音楽院でマスネとフランクに作曲を師事した。1903年コンセール・コロンヌの指揮者となり1934年まで務めた有能な指揮者でもある。彼の指揮でSP録音が残されている。3曲の中の序曲は付随音楽「ラムンチョ」。フランスの作家ピエール・ロティの小説を音楽にしたもの。ハープ小協奏曲は1901年作。ラスキーヌのソロでロマンチックな作品。B面すべてを使うバレエ音楽「シダリーズと牧羊神」で2つの組曲の最初の録音と思われる。1919年の作。初演は1923年。第1曲は「小牧神の入場」として単独で演奏される。第2曲「パンの笛のレッスン」は、フルートとピッコロとが活躍。第5曲「インド王妃のバレエ」は、エスニックなメロディー。いかにも良き時代のフランスバレエ作品。珍しい録音である。